義兄なんて断固拒否【ブルーロック】

勝率 ページ17

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『相手のトラップに嵌れば終わりでしょうけど…ここ2人なら抜けそうですね』





「あぁ…だが想定外の事態に備えるなら……」






とある日の夜、私はいつもどおりマスターストライカールームに入り浸っていた。


今度行われるバスタード・ミュンヘン VS FCバルチャの試合の為のミーティングだ。







「相手側のマスターが出てこなければ十分勝率はある……が」





『ラヴィーニョ選手は必ず出てくる、ですよね』





「あいつがじっとしてる訳ねぇからな」





『マスターが出てこられると勝率が狂うんですよ…』









ノアが認めている”意志を突く”ドリブル。




過去の試合結果を何度も観たが憎たらしいほどに見惚れてしまった。




どうしたものか、と頭を悩ませているとルームの扉が開いた。



こんな時間に誰だ？と思いそちらに視線を向けると








「失礼します、ノア」





『世一……』







そこには真剣な表情の弟がいた。

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