義兄なんて断固拒否【ブルーロック】

公私混同 ページ14

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『本日のトレーニングは以上です。今日の分の解析データは後ほど端末に送信しておきますので目を通しておくこと』







そう言うとシャワーを浴びに行く者、自主練のために残る者に分かれていく。





オーバーワークにならないようにデータの整理をしながらフィールドの端で見張っておくのだが








「おい……おい聞いているのか」




『………うるさいカイザー』




「なんだ、まだ仕事中のつもりか？」









目の前の男が邪魔すぎる。




公私混同をしないというレギュレーション(マイルール)の1つに”仕事中とプライベートでは呼び方を変える”というものがある。




今はカイザーと呼んでいるが、プライベートや2人きりのときはミヒャと呼んでいる。










『FCバルチャのデータ分析が終わってないの。だから仕事中』




「そんなAの仕事熱心なところも好きだが……


少しは俺に構ったらどうだ」









そう言って頭を撫でたかと思えばそのままおでこにキスを落とされた。








『っ……ちょっと！！』




「そうカッカするな。また後で部屋に行く」









そう、ひらひら手を振り更衣室へ行くカイザーの背中を恨めしさの眼差しで見つめる。



カイザーは公私混同しすぎ……！！

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