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……この扉の向こうに瑞稀がいるんだ。



そう考えると、

心臓が口からとび出そうになった。




あっという間に瑞稀に会える環境ができて、


少し頭が追いついていない。




…だけど、嬉しいと思っている私がいるのも事実。







涼「開けるよ?Aちゃん」

A「…っあ、うん…」







まずは、橋本くんが先に楽屋に入って、
それから私を呼ぶらしい。



…何その漫画の転校生みたいなの。

って思っちゃった。


めっちゃ緊張するやつじゃんか。





___ ガチャッ




橋本くんが勢いよく、

楽屋のドアを開けて入っていった。




微かに、瑞稀のグループのメンバーが、

橋本くんに、おー!今日もきたかー!なんて
歓迎されていて、


それに橋本くんも、久しぶりー!なんて返しているのが



微かにだけど、聞き取れた。






涼「Aちゃん、入っていいよ」






しばらくすると、橋本くんが顔を出してきた。

……本当に入っていいのか…。


私は信じられないほど緊張していた。






A「み、瑞稀…いる?」

涼「ばちばちにいるよ笑」

A「まじか………」



涼「ほら、おいでっ」





私が戸惑っていると、

痺れを切らした橋本くんが
私の腕をぐっと引っ張って、


楽屋の中に入れた。




………シーンとしている楽屋。



誰?って思ってるよね…。

そりゃそうだ。








涼「この子は、俺の友達の……




『………A?』








_____ ドクン





音がして、心臓が跳ねる。



橋本くんの言葉を遮るように、

私の名前を言った主は、



紛れもなく、貴方だった。





声のした方を見ると、


目を真ん丸くして驚いている瑞稀が

視界に入ってきた。








瑞稀「……Aなんで?」


A「……え、と、橋本くんと、同じクラスで…」





目、見れない。

こんなに緊張したことあったっけ?





涼「Aちゃん、俺と同じクラスでさ。
席も隣で仲良くなった」


涼「んで、話してる内に瑞稀と知り合いだって
発覚して………今に至る」






橋本くんが気を遣ってくれて、
私がまさに今言おうとした事を代弁してくれた。







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____あめり。(プロフ) - あーさん» あーさんコメントありがとうございます!! (2020年9月19日 22時) (レス) id: 4fd2701790 (このIDを非表示/違反報告)
あー(プロフ) - 最高でした。本気で好きです( ; ; ) (2020年7月8日 22時) (レス) id: 027e812693 (このIDを非表示/違反報告)
____あめり。(プロフ) - fukuraさん» fukuraさんコメントありがとうございます!そうなんですね!似てしまい申し訳ないです(><) (2020年6月22日 23時) (レス) id: 4fd2701790 (このIDを非表示/違反報告)
fukura(プロフ) - ホットギミックという漫画に似てて、面白いです (2020年6月21日 15時) (レス) id: b41700cd5d (このIDを非表示/違反報告)
____あめり。(プロフ) - ゆうとあいさん» ゆうとあいさんコメントありがとうございます!!めっちゃ亀更新でほんとにほんとに申し訳ないです!(T_T)これから更新できるように頑張ります! (2020年6月4日 23時) (レス) id: 4fd2701790 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:____あめり。 | 作成日時:2019年4月14日 22時

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