022 ページ22
.
.
次の日の朝。
昨日はあれからお兄ちゃんと合流して
仲良く3人で帰った。
……仲良くって言っていいか分からないけど。
優斗くん終始ご機嫌斜めだったし…
こんな様子で、瑞稀のライブなんか行っていいのかな、、
しかも1人ならまだしも、
昨日優斗くんを不機嫌にさせた張本人
橋本くんと行くんだよ?
あと不安ならまだある。
瑞稀と長らく連絡を取っていない私が
安易に瑞稀と会っていいのか心配だ。
ライブだけならまだすんなり行った。
でも、橋本くんは私と瑞稀を会わせる気満々だから…。
番組では、ああは言ってくれたけど、
……瑞稀に迷惑がられたらどうしよう。
…………瑞稀に、
“ なんで来たんだよ ”
なんて言われたらもう、私は恐らく生きていけない。
1人でモヤモヤしていると、
教室の廊下の方が少し騒がしくなったのが耳に入ってきた。
……噂の彼かもしれない。
涼「Aちゃんおはよ」
A「橋本くんっおはよう〜」
……やはりだ。
A「ねえっ橋本くん」
涼「なに?」
A「ライブの事なんだけど、
ライブ自体は行きたいんだけど、
直接会うのはなんか…どうなんだろうと思ってさ…」
涼「そんな事気にしてるの?笑笑」
やっば、Aちゃん謙虚すぎっ
なんて、笑ってる橋本くん。
いやいや、私にとったら笑い事ではないのだよっ
涼「そこは俺に任せて?大丈夫だから」
A「いやでも…
涼「もしかして、“ 瑞稀に迷惑がられたらどうしよう ”
とか思ってる?笑」
___ ドクン
図星すぎて思わず心臓が跳ねた。
橋本くんに心の中を覗かれたみたいだ。
涼「俺も着いてるしあと俺瑞稀の1番の友達だから安心して?」
A「まあ、そこは安心してるけど…」
涼「瑞稀が嫌そうな事は全部知ってるから。
あいつがAちゃんに会って嫌って言うわけないし」
“ 俺が保証するよ ” って。
さっきまでヘラヘラ笑ってたのに
急に真剣な表情を浮かべる。
今まであった不安が、橋本くんの言葉で
かなり軽減された気がする。
A「ありがとう、ね…」
涼「うん!」
涼「あ、Aちゃんを借りるには許可貰わないとね」
そう言って彼はまた得意の笑みを浮かべた。
.
.
1573人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「HiHiJets」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
____あめり。(プロフ) - あーさん» あーさんコメントありがとうございます!! (2020年9月19日 22時) (レス) id: 4fd2701790 (このIDを非表示/違反報告)
あー(プロフ) - 最高でした。本気で好きです( ; ; ) (2020年7月8日 22時) (レス) id: 027e812693 (このIDを非表示/違反報告)
____あめり。(プロフ) - fukuraさん» fukuraさんコメントありがとうございます!そうなんですね!似てしまい申し訳ないです(><) (2020年6月22日 23時) (レス) id: 4fd2701790 (このIDを非表示/違反報告)
fukura(プロフ) - ホットギミックという漫画に似てて、面白いです (2020年6月21日 15時) (レス) id: b41700cd5d (このIDを非表示/違反報告)
____あめり。(プロフ) - ゆうとあいさん» ゆうとあいさんコメントありがとうございます!!めっちゃ亀更新でほんとにほんとに申し訳ないです!(T_T)これから更新できるように頑張ります! (2020年6月4日 23時) (レス) id: 4fd2701790 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:____あめり。 | 作成日時:2019年4月14日 22時