君には逆らえない。

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龍斗「……で、ここの式を使う、分かる？」

A「っ、わ、わかりま…す……」

龍斗「うむ、それでよし。で、次ね、これは……」








今日の数学の授業でやった小テストのプリントを机に広げ、


１問１問説明してくれているお兄ちゃん。



見事に私の数学の小テストは、

真っ赤の文字でいっぱいで、



右上には、でっかく、４の文字。



……4点って、やばいでしょ。

早くも進級危ういな。







……で、さっきから、

なぜか、お兄ちゃんの説明が何も頭に入って来ない。


いや、全部ってわけじゃない。



「A分かるー？」


って、顔を覗き込まれる度、

距離が近くなって心臓がうるさくなる。




昔からこうだ。

お兄ちゃんなのに、お兄ちゃんって分かってるのに、


何故かドキドキする事が多々ある。







龍斗「ははっ、A聞いてる？」

A「きっ…ききききき聞いてるよっ」

龍斗「なんか顔赤くない？大丈夫？」

A「大じょ…………ひゃっ、」







火照ったおでこにお兄ちゃんの冷たい大きい手が当てられた。


ひ〜〜、もうやめてよ〜。

益々熱くなっちゃうよ、何でかわかんないけど。




おでこに当てられた手は、
お兄ちゃんの、あれ？熱はないのかな の一言と共に

私の無駄なお肉が付きすぎてるほっぺを両手で挟んだ。








龍斗「A、あっついよ、」

A「だって、お兄ちゃん、が…」

龍斗「俺が？」






うう…………恥ずかしい…っ、

目を逸らしてもすぐ戻すと絶対お兄ちゃんと目が合って、


なんて顔したらいいのか、わかんないよ。




頬に添えられたお兄ちゃんの手を握って、

目をぎゅっと瞑った。






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お久しぶりです！
なんとこの時期に、何故かこの時期に

インフルにかかって死んでました。

更新止まってしまいすみません、、！

楽しみにしていてくれている皆様
申し訳ないです(；＿；)

今はまだ出席停止の期間で
熱が下がってもう元気なので
占ツクに手を出しました笑笑

この時期に長く休むのは
勉強ついていけなくなりそうで怖いですが、
休めるのはラッキーと思ってダラダラします笑







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