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「A、遅い」
私のところに来るなり
がしっと、私の手首を強く掴む望。
「っあ、ごめん」
___手が心なしか冷たかった。
私が仕事を終えるまで待っていてくれたのだろうか。
…謝ったけど、
私、待っててなんて一言も言ってない。
「しげ、いくらしげでも、
人の彼女にベタベタしすぎ」
なぜか、不機嫌な望。
ついさっきまで、
しげとなんか絡んでたじゃん。
…望、たまに不機嫌になるの。
不機嫌になると
ちょっと、めんどくさいんだ。
「最近、Aと仲良すぎるんちゃう？」
「やー、Aほんま覚え悪くて、
仕事教えるの梃子摺ってん笑
ごめんな笑 じゃあ！俺は帰るから！」
「だ、だいきっ……」
�� 行かないで ″
思わずそう、口から出そうになった。
「帰るで」
ぐいぐいと腕を引っ張れば、
私を上手く操って助手席に乗せた。
はあ……。
望の事は、大好きだ。
大好きだけど、
けど、こういう時、
ほんっとうに逃げたくなる。
別に帰って殴られる訳ではない。
暴力は奮われた事はない。
でも、毎回家に着くまでのこの間、
…思わず泣きそうになる。
望が怖くて、仕方なくて。
あっという間に望が一人暮らしをしている
マンションに辿り着いた。
会話もしないまま
恐る恐る、望について行く。
望の家に着いて、
ガチャンとドアが閉まったと同時に
望が私の唇に噛み付くようなキスをした。
酸素を求め、口を開けると、
生暖かい舌が入ってきて、
それはどんどん激しくなった。
やっと、唇が離れ、肩で呼吸をする。
「男の匂いがする」
「…え？」
そう言葉を溢すと、
私をお姫様抱っこで持ち上げ、
ベッドルームへ連れて行った。
望のことは、勿論大好きだ。
私にとって自慢の彼氏。
だけど、唯一嫌なところがある。
�� 嫉妬深さ ″ と �� 独占欲の強さ ″ だ。
友人に相談しても誰も分かってくれない悩み。
愛されてるんだよ。贅沢な悩みだよ。と言われ、
まともに聞いてくれやしない。
愛されてたら、
帰ってすぐこんな事するのかな…。
この事を誰にも相談できずにいる私は、
1人で悩み続けるしかなかったのだった。
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りんか - すごく面白いです。続きが早く読みたいです。更新頑張ってください (2017年8月29日 23時) (
レス) id: 19de74de1b (このIDを非表示/違反報告)
夏 - 007【暴力は奮われた事はない】→振るわれた だと思います。更新頑張ってください (2017年8月27日 22時) (レス) id: 1a0acc03b3 (このIDを非表示/違反報告)
____あめり。(プロフ) - みほさん» コメントありがとうございます（；＿；）頑張ります！ (2017年8月8日 23時) (レス) id: 96f22d67e1 (このIDを非表示/違反報告)
みほ - 面白いです！初めてですか？頑張ってください！ (2017年8月8日 23時) (レス) id: 8562a11d0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：____あめり。
| 作成日時：2017年8月8日 23時
