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「……お、?A、どした?」





自分の部署に戻った私をみた
大毅の第一声がこれだ。


後から聞いた話だけど、

余程、上の空だったらしい。



力が抜けたように、

自分のデスクにどさっと座った。







「お前、どーした!!藤井さんに
無理やりやられたか!」

「……変なこと言わんで大毅」

「はい」





今現在、私の頭の中を支配しているのは、

間違いなく、奴、藤井流星だ。


さっきの、ご飯粒()取ってもらったあのシーンが、
意味わかんないくらい無限リピートされている。






「ねえ、大毅」

「…ん?」




私は大毅の手を掴んだ。

….…試してみたいことがある。



咄嗟にその手を、私の胸に当てた。





「…っ!?!?!?」




目を丸くする大毅。

じーーっと大毅の目を見つめる。




「…私、どきどきした。
藤井さんと、一緒にいて、どきどきした。」

「っは、はあ…」



「今もどきどきしてるの…、
これってなんのどきどき?」






「…………知るかあああ!!!」



大毅が私の手首をぼきっと回した。



「いったあ!酷い!痛い!」

「ったく、何するかと思ったら…!
何すんねんビッ.チ!」

「ビッ.チは高校の頃のあだ名だもん!()
今は違うし、掘り返すのやめてよ!」





何よ、大毅、意味わかんないし。

何するかと思ったら、何すんねんって
日本語になってないしそれ。




「で!!どうやったん!」

「…あ、OKもらったよ帰れるよ」

「っしゃー!」




秒で支度を始める大毅。

もう、報告するの忘れてたし。


… すごい、定時から1時間半しか経ってない。


余裕で、望に会える。



思わずにやあってする口を抑えて、
望に連絡を入れた。






「お前、望んち行くんやったら
〇〇駅まで行くやろ!帰るで!」

「あ、うん!」




せっせと支度する私に、

早くしろーとか、
出発するまで5秒前ー4ー、3ーとか、

めっちゃ急かせる大毅。



オマケに会社出るまでずっとゲームの話でうるさかった。←

分かんないし。私にゲームの話ししても。







「あ、お前の白馬の王子様がお迎えに上がったで」

「何意味わかんないこと言っ……」





会社の外に出たら、大毅が変なこと言うから、

大毅の向いてる方見たら、





「望…」




ほんとに、王子さまがお迎えに上がってました。


私を見るなり、白馬から降り(車から降り)
私に近づいてきた。







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りんか - すごく面白いです。続きが早く読みたいです。更新頑張ってください (2017年8月29日 23時) (レス) id: 19de74de1b (このIDを非表示/違反報告)
- 007【暴力は奮われた事はない】→振るわれた だと思います。更新頑張ってください (2017年8月27日 22時) (レス) id: 1a0acc03b3 (このIDを非表示/違反報告)
____あめり。(プロフ) - みほさん» コメントありがとうございます(;_;)頑張ります! (2017年8月8日 23時) (レス) id: 96f22d67e1 (このIDを非表示/違反報告)
みほ - 面白いです!初めてですか?頑張ってください! (2017年8月8日 23時) (レス) id: 8562a11d0f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:____あめり。 | 作成日時:2017年8月8日 23時

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