検索窓
今日:4 hit、昨日:2 hit、合計:24,011 hit

001 ページ1

.









早瀬A。24歳。社会人2年目。

普通の企業に就職した
どこにでもいそーな普通のOL。







____ って、言いたいところだけど、



私みたいなOLは多分どこにもいない。笑







「…はあっ」




と溜息をついたと共に、
私のデスクにどさっと大量の資料が置かれた。



嫌な予感しかしない。


てかもはや、聞きなれた感じだ。








「早瀬ー?溜息ついてる暇あるんやったら
これやってくれんー?」





苦笑いしながら恐る恐る顔を上げる。




「藤井さん……」




藤井流星。(呼び捨てにする←)
又の名を鬼←

私が社会人一年目に
ひじょーーーーにお世話になった直々の上司だ。



もうほんとね、なんでかわからないの。

めっちゃいじめられるの!笑








「昨日全部重岡に押し付けて帰ったん
知ってるんやからな?」



恐ろしい鬼の笑みを浮かべる、、。



「あー…ごめんなさーい…笑」






重岡の奴…!!

あいつチクりやがったな!




パッと顔を上げると、
デスクを挟んで私の前を通りかかった重岡が、

ざまぁみろと言わんばかりに
大笑いしていた。








「…ほんま、これ今日中に終わらせんかったら」

「終わらせます!!終わらせますんで!」






営業スマイルを浮かべると、
藤井さんは自分のデスクに帰って行った。


何度目かの溜息がまた出て、

力が入っていた肩が一気に力が抜けた。



そんな私を横目で見ながら、


隣のデスクに席に着いたのは、

先ほど話に出た、同期の重岡大毅だ。








「ほんま藤井さんのA弄りは
年々レベルが増してくな笑」

「ほんとだよー…どうにかしてよ大毅」

「まあ困ったら大好きな望くんにでも
相談しとき♡」

「望にこんなこと言っても…」

「あ!!望や!望ーー!!!!」

「ちょっ、声でか……」







ぶんぶんぶんぶんと、大きく手を振り、

でかい声で、望を呼ぶ。









________________ 私の大好きな望を。









.

002→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (93 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
326人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

りんか - すごく面白いです。続きが早く読みたいです。更新頑張ってください (2017年8月29日 23時) (レス) id: 19de74de1b (このIDを非表示/違反報告)
- 007【暴力は奮われた事はない】→振るわれた だと思います。更新頑張ってください (2017年8月27日 22時) (レス) id: 1a0acc03b3 (このIDを非表示/違反報告)
____あめり。(プロフ) - みほさん» コメントありがとうございます(;_;)頑張ります! (2017年8月8日 23時) (レス) id: 96f22d67e1 (このIDを非表示/違反報告)
みほ - 面白いです!初めてですか?頑張ってください! (2017年8月8日 23時) (レス) id: 8562a11d0f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:____あめり。 | 作成日時:2017年8月8日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。