【歌い手】目 隠 し 少 女

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夢主ちゃんside



そらるさんが手をこっちに伸ばしてきた



た、叩かれるっ！




瞬時に目を閉じた





でも、予想していた痛みは無くて




代わりに温もりが広がった




『･･･へ？』



あらあら、間抜けな声が･･･




って、え？


抱きしめられてる？？



なんで？


そら「よく頑張ったな」


そらるさんだけじゃない。皆にだ。



96「わー、そらるんずるい！わしもぎゅーする！」



坂田「僕も〜」



天月「話してくれてありがとね」




『･･･ぅ、皆･･･ありがと･･･う』




うら「どーいたしまして」




まふ「A、ちょっといい？ 」




『･･･な、なに？』



やっぱり、出て行けとか？




luz「Aは自分の目の事どう思う？」




『･･･う、うーん･･･呪われてる･･･』



まふ「Aの目を見たら呪われるって事？」



私は黙って頷く



luz「そんなの嘘に決まってるやろ」



まふ「ちょっとじっとしてね」




！！？？


luzは私の前髪をかき分ける



え、ちょっと･･･待って待って




『ダメダメ！見たらダメ！呪われちゃう！！死んじゃうんだよ！？』



皆に迷惑はかけたくないよ




まふ「あー、隠しちゃダメだよ」



まふはｸﾞｲｯと私の顔をあげて



目を合わせる




『ぅ、ぁ･･･見ないで･･･』




まふ「なんで？綺麗だよ？



そんな事より、僕の事覚えてない？」



は？


『私達、会った事あるの？』



まふ「うん、ほら･･･さっきの話に出てきたよ。」(19話)



『･･･！！私の事、助けてくれた人だ！！』



まふ「そうそう。僕･･･その時、Aの目を見たもん！･･･でも！僕、こうして生きてるし、元気だよ！」



まぁそうなんだけど･･･




luz「俺も、Aに初めて会った日･･･目、見たんやけど･･･俺だって元気やろ？」



そう言いながらＶサインをするluz。




『･･･二人ともありがと。心が軽くなった！』



luz「なら良かった」






ｸﾞｰ




タイミング良くなる私のお腹



Sou「ふふ、ご飯食べる？」



『うん！』



ここに来て良かったなぁ

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