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5話 ページ5

それから時が経って、10年後。


1852年、イギリスに大英博物館が出来たころアーサーはまた日本を訪れる。


英「久しぶりだな……。結構日本も変わったな…。」

アーサーは江戸の街並みを見ながら呟いた。

?「アーサーさん!!!!!」

懐かしい声がアーサーを呼んだ。

英「菊!!!!!…久しぶりだな。元気だったか?」
日「おかげさまで、このとおり元気です。アーサーさんも、お元気そうでよかったです。」

それから二人はしばらく江戸の街を歩きながら、話した。


英「そういえば、菊。朝霧とAは元気か?」

アーサーがそう聞いた途端、さっきまで笑顔で話していた菊の顔が一瞬で暗くなった。

日「……朝霧さんは、梅毒でお亡くなりになりました……。」

静かな冷たい風がアーサーの頬にあたった。

英「亡くなった……!!?朝霧が!?Aは!!?
Aは元気なのか!!!!?」

日「アーサーさん、落ち着いてください!!Aさんは元気です!!」

英「そうか……。Aは大丈夫なのか…。良かった…。朝霧にまた今度来るって言ったのに…。本当にごめんな…朝霧…。」

日「…………朝霧さんは最後まで吉原の女の人達からAさんを守っていました…。」

英「………そうか。ごめんな、朝霧。Aを最後まで守ってくれてありがとう…。…菊、Aは今どうしてるんだ…?」

日「Aさんなら、花魁になりました。今は19歳ですよ。」

英「Aは花魁になったのか…!凄いな!!今、19ってことは俺が初めて会ったのは9歳の時だったのか…。Aは俺のことを覚えているだろうか……
。」

日「会いに行きましょうか……?」

英「えっ?」

日「Aさんに。心配なのでしょう…?」

アーサーは菊にはどんなことも見透かされていると思った。

英「あぁ…。心配なんだ、本当は…。一緒に行ってくれるか…?」

日「もちろんです。行きましょう!」

そして、二人は吉原に向かって静かに歩きはじめた。

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イギリス(プロフ) - 猫寝子☆さん、教えていただきありがとうございます!なんと、お恥ずかしい間違いをしてしまい申し訳ありませんでした…。本当にありがとうございます! (2015年8月20日 0時) (レス) id: 7d024dd213 (このIDを非表示/違反報告)
猫寝子☆(プロフ) - イギリスさん» イギリスさん!小説の中で家事が火事になってますよ! (2015年8月19日 23時) (レス) id: 8a5ede7088 (このIDを非表示/違反報告)
イギリス(プロフ) - そんなことないです!本当にありがとうございます!勉強になりました!続き頑張ります! (2015年8月13日 9時) (レス) id: 7d024dd213 (このIDを非表示/違反報告)
スルメうめぇ - イギリスさん» いえいえ、こちらこそ図々しい言い方ですみませんでした。続き楽しみにしています。 (2015年8月13日 7時) (レス) id: 81cffa2620 (このIDを非表示/違反報告)
イギリス(プロフ) - ルキアさん、この小説を読んでくださりありがとうございます!まだまだ分からないことだらけで手探り状態なので読んで頂けるだけで本当に嬉しいです!フォローありがとうございました!本当に嬉しいです、ありがとうございます (2015年8月13日 6時) (レス) id: 7d024dd213 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イギリス | 作成日時:2015年8月1日 16時

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