4話 ページ4
朝「ここでありんす。どうぞ、皆様お入りおくんなんし。」
部屋には薄暗い黄色の灯火が灯されていた。
四人はその部屋に座った。朝霧の左後ろ隣にA、
菊の左隣にアーサー。
よって、朝霧は菊と、アーサーはAと向かい合って座るようなかたちになった。
朝「A、皆様にご挨拶をするでありんす。」
貴「は、はい！ Aと申します！！ 花魁の禿です！ど、どうぞよろしくお願い致します！」
そう笑顔で言うと、すぐにAと言う小さな女の子は頭を下げた。
英「Aか。いい名だな…。俺はアーサー、アーサーカークランドだ。こちらこそよろしく頼む。」
アーサーはAと言う小さな女の子に笑顔で話した。女の子は少し恥ずかしそうに顔を紅く染めて目を背けてしまった。
日「こちらこそ、よろしくお願いしますね。Aさん。ところで、朝霧さんどうして此処に私とアーサーさんを？」
朝「アーサー様は、わざわざイギリスから日本にお越しくださいんした。そんな方を接待しないなんて、花魁の名がすたるでありんす。それだけではなく、アーサー様は菊様と同じようなお方で、あちきの名「朝」と発音が似ているアーサー様が気に入ったでありんす。」
アーサーは言われてみればそうだなと心の中で思った。
貴「あ！本当だ！！すごい！！………す、すみません！！！声をあげてしまって…！！」
Aが恥ずかしそうに、申し訳そうに言ったのを見て3人とも笑みがこぼれた。それから四人で日が暮れるまで仲良く話をした。
日「アーサーさん…、そろそろ行きましょうか…」
英「そうだな…。そろそろ帰らないとな。それじゃあ、また来るよ。」
Aは俯いて黙っていた。
朝「菊様……。また、今度お会いんしあんしょう。
アーサー様も、お気をつけてお帰りくださいなんし。」
朝霧はとても悲しそうな顔をしていた。
アーサーは、朝霧が菊を好いていることがわかった。
日「朝霧さん、ありがとうございます…。また、必ず来させていただきますね。お二人とも身体にはお気をつけて…。」
英「ああ。元気でな。行くか。菊。Aもまた今度な、元気でいろよ？」
Aは下を向いて俯いていた顔をあげた。その目には涙が沢山溜まっていた。
朝「A、ご挨拶を…。」
貴「…ありがとうございました、また今度お会いできますよう祈ってます…。」
それから、アーサーはイギリスに帰っていった。
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イギリス(プロフ) - 猫寝子☆さん、教えていただきありがとうございます！なんと、お恥ずかしい間違いをしてしまい申し訳ありませんでした…。本当にありがとうございます！ (2015年8月20日 0時) (
レス) id: 7d024dd213 (このIDを非表示/違反報告)
猫寝子☆(プロフ) - イギリスさん» イギリスさん！小説の中で家事が火事になってますよ！ (2015年8月19日 23時) (レス) id: 8a5ede7088 (このIDを非表示/違反報告)
イギリス(プロフ) - そんなことないです！本当にありがとうございます！勉強になりました！続き頑張ります！ (2015年8月13日 9時) (レス) id: 7d024dd213 (このIDを非表示/違反報告)
スルメうめぇ - イギリスさん» いえいえ、こちらこそ図々しい言い方ですみませんでした。続き楽しみにしています。 (2015年8月13日 7時) (レス) id: 81cffa2620 (このIDを非表示/違反報告)
イギリス(プロフ) - ルキアさん、この小説を読んでくださりありがとうございます！まだまだ分からないことだらけで手探り状態なので読んで頂けるだけで本当に嬉しいです！フォローありがとうございました！本当に嬉しいです、ありがとうございます (2015年8月13日 6時) (レス) id: 7d024dd213 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イギリス | 作成日時：2015年8月1日 16時
