11話 アーサーside ページ11
俺はAを助けるための金を払う為、イギリスに一回帰って金を貯めることにした。
いつもの仕事だけでは1年後に金を払うことが出来ないため色々な所で働いた。
だが、俺が国の化身だとバレるといけないので他の仕事は変装しておこなった。
それでも、1億を1年で貯めることは大変なことで誰かに助けを求めるしかなかった。
その相手は俺と同じ国の化身であるアメリカ(アルフレッド)とフランス(フランシス)だった。
英「どうしても金が必要なんだ…。貸してくれ!」
米「何回目だい!?だから、何でそんなに多くのお金が必要なんだって聞いてるじゃないか!」
仏「お金は貸してあげてもいいんだけど、何でか教えてくれないとお兄さんも簡単には貸してあげられないなぁ。」
俺は何でお金が必要かを二人に伝えていなかった。
身請けは聞こえがいいかもしれないが、ただの人買いだからだ。
俺は人を買う為にお金が必要とはとても言えなかった。
英「お願いだ…。どうしても必要なんだ、頼む…。」
俺は今にも泣きそうな声で頭を下げて言った。
米「…はぁ、分かったよ。でも、時間はかかるよ。
それだけは分かっといて。」
仏「アーサーがそこまでお願いするとは珍しいしね。俺も貸すよ。ただその事が終わったらでいいから理由を教えて。」
英「…!!本当か、ありがとう!!」
そう言って俺は二人に頭を下げると次の仕事をしに行った。
それから俺は今まで以上に沢山働いた。
大変だったがAの為だと思ったら、そんなに苦ではなかった。
でも、簡単にはお金が貯まらなくて約束の期間が迫って来た。
約束の日があと2ヶ月となった日の朝、俺はアルフレッドやフランシスからお金を貰った。
俺よりかは多くではないけれど、アルフレッドもフランシスも多額のお金を集めるのは大変で思いの外時間がかかってしまった。
俺は二人に理由を話す暇も無く帰ってきてから!と言ってすぐ日本に行く支度をした。
イギリスから日本までは船で2ヶ月かかる。
それから、俺は2ヶ月間船の上で過ごした。
約束の日にしっかり日本に着いたはいいが、横浜港に着いたのでそこから吉原まで行かなければいけなかった。
もう昼の11時で横浜港から吉原までは徒歩で7時間かかる。
俺はその距離を全力で走った。途中何度も足がもつれて、転びそうになったけれどAのことを思ったら耐えられた。
時間が18時になろうとした時、俺は吉原に着きAの居る遊郭に入った…。
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イギリス(プロフ) - 猫寝子☆さん、教えていただきありがとうございます!なんと、お恥ずかしい間違いをしてしまい申し訳ありませんでした…。本当にありがとうございます! (2015年8月20日 0時) (レス) id: 7d024dd213 (このIDを非表示/違反報告)
猫寝子☆(プロフ) - イギリスさん» イギリスさん!小説の中で家事が火事になってますよ! (2015年8月19日 23時) (レス) id: 8a5ede7088 (このIDを非表示/違反報告)
イギリス(プロフ) - そんなことないです!本当にありがとうございます!勉強になりました!続き頑張ります! (2015年8月13日 9時) (レス) id: 7d024dd213 (このIDを非表示/違反報告)
スルメうめぇ - イギリスさん» いえいえ、こちらこそ図々しい言い方ですみませんでした。続き楽しみにしています。 (2015年8月13日 7時) (レス) id: 81cffa2620 (このIDを非表示/違反報告)
イギリス(プロフ) - ルキアさん、この小説を読んでくださりありがとうございます!まだまだ分からないことだらけで手探り状態なので読んで頂けるだけで本当に嬉しいです!フォローありがとうございました!本当に嬉しいです、ありがとうございます (2015年8月13日 6時) (レス) id: 7d024dd213 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:イギリス | 作成日時:2015年8月1日 16時