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煮付けが美味しいんだ、とにこにこしながら教えてくれた。素敵な和食のお店。でもちょっぴり大人っぽくて、なんだか少しどきどき。
ダークトーンで統一された小洒落た内装に目を奪われていたら、予約していた高槻です、なんて声。普段の先生よりプライベート寄りなのか、大人っぽくみえる。うぅ好きだ…。
「柊さんはなに頼む？」
「緑茶と、…うーん」
煮付けがおすすめって聞いたけど、煮付け食べたら絶対ご飯も欲しくなっちゃう。この時間帯炭水化物あんまり食べたくないっていうのは不粋すぎるよなぁ…。どうしよう。
手渡されたお品書きに一通り目を通したけれど、種類が豊富すぎて逆に悩ましい。どこかの心理学者が人は選択肢が多すぎるほど悩むとか言っていたけど、それは正しいと思う。
「僕が煮付け頼むから半分こする？それなら柊さんも好きなの頼めるでしょ」
「いやそれはちょっと、先生に申し訳ないというか」
何回か来ているから気にしないでと言われた。やっぱり高槻先生はスマートだと思う。こんなにかっこよくて声も良くてスタイルもいいのに、浮ついた話を一切聞かないのはお家柄だろうか。
「ほっけの干物にします」
「僕も干物好き、ご飯に合うよね」
単に気分で選んだけど、先生のスイーツ以外の食の好みが知れたので今日はそこそこツイてると思う。たぶん。
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ちくわ。(プロフ) - かふぇもかさん» コメントありがとうございます！不定期更新なのでお話をコンスタントにお届けすることが難しいのですが、今後ともこの作品をよろしくお願いいたします！ (2021年8月24日 20時) (
レス) id: eb81f6bdc7 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇもか(プロフ) - こんにちは^ - ^いつも楽しく読ませていただいてます！(?)このお話毎日読み返してニヤニヤしてます(( (2021年8月22日 18時) (レス) id: 586d3de0ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちくわ。 | 作者ホームページ：https://twitter.com/pipipi__dream
作成日時：2021年8月9日 0時
