刀が二十五振。 ページ31
「山姥切！どうした？」
先輩さんは話しかけるものの返事は返ってこない。
「…？おい、山姥切？なに…」
ガシャン！！ガタガタ！！！
《なんだ！？ 落ち着け！！》
《みんな動くな！》
《何があったんだ！？なんで》
《歴史修正主義者がいるんだ！？》
そこで通話は途切れた。
「な、…！」
「え、ねぇ、向こうどうなってるの…？まさか危険な目にあってないわよね！？」
「お、落ち着いてください！」
落ち着いてと言う僕の声も震えていた。僕自身、落ち着いていないのだ。
「落ち着いてられないわよ！！ねぇ、加州は無事なの？ねえッ！！」
「…まだ、大丈夫だ。彼らは僕たちと違って戦闘能力がある。むしろ彼らより僕たちの方が危ない」
素早くリグレラを操作しながら淡々と喋る先輩さん。
「もしこちらに歴史修正主義者が来たら僕たちになす術はない」
「え…ど、どうするの…？」
「決まってるだろう」
先輩さんがパチリとリグレラを切る。瞬きをした一瞬で、表情がかわった。そして
「攻め込まれる前に、倒す。それだけだ」
まるで、これからイタズラをする子供のような笑みを浮かべたのだった。
「ここに歴史修正主義者がいるということはゲートのシステムが破られたということだ。今知り合いのパソコンに強いやつにハッキングの依頼をした」
「ハッキング…！」
「ホワイトハッカーというやつですか…」
「ああ、だが根本的な解決にはならない。政府にも報告したが指示を待っている暇はない。僕たちで敵を倒すよ」
「は、はい！」
周りがザワザワとうるさい。なかには恐怖する声、困惑する声、刀剣男士を心配する声と様々だ。
鶴くんは、平気だろうか…
初めての戦がこんなことになろうとは。
「いいか、今から作戦を考える。作戦の絶対条件は僕たち審神者がここ【B館の部屋】から出ないで【A館】にいる刀剣男士を駆使して敵を倒すこと。大切なのは、刀剣男士達を信じることだよ」
「…信じる、ですか…」
信じる、信じる。
鶴くんを、信じる。
鶴くんなら、大丈夫。
「…、僕に、１つ考えがあります」
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なのこの - 短刀が一刀に出出てくる話、絶対かてきょーですよね! (2016年4月21日 17時) (
レス) id: aa7e90b036 (このIDを非表示/違反報告)
桜吹雪#夜空(プロフ) - さなにゃさん» はい！ぜひ来てくださいな。楽しみにしてますね？スランプですか…。それは私たちにとっては天敵ですね。頑張って倒していきましょう。はい、私も頑張りますよ。ﾆｺｯ (2016年1月23日 14時) (レス) id: fe9fcd15cc (このIDを非表示/違反報告)
さなにゃ(プロフ) - 桜吹雪#夜空さん» コメントありがとうございます。更新待ってくれていたようでとても嬉しいです。文を書くとは難しいもので軽いスランプでした…頑張っていきますのでこの作品をよろしくお願いします。とうらぶの作品書かれているんですか！見にいかせていただきますね。 (2016年1月23日 14時) (レス) id: 52330fab08 (このIDを非表示/違反報告)
桜吹雪#夜空(プロフ) - 最初から見てました。凄く面白いですね、更新頑張って下さい。楽しみにしてますよ？私も刀剣乱舞の作品を書かせて頂いてるので、お互い頑張りましょう。出来れば作品を紹介させて頂きたいなんて…考えてり、してませんよ。ﾆｺｯお互い、頑張りましょう (2016年1月22日 21時) (レス) id: fe9fcd15cc (このIDを非表示/違反報告)
さなにゃ(プロフ) - ↓顔文字の文字化け失礼いたしました (2015年11月24日 16時) (レス) id: 52330fab08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さなにゃ | 作成日時：2015年9月12日 11時
