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アヤトside
走って逃げたコイツをおぶって保健室に戻るとリンは直ぐに寝付いた。
「自分の身体くらい大事にしろって言ったんだよ…。」
死にたがりのコイツに言っても仕方の無い事かもしれねーが、大事な弟分が傷付く事を許容できる程俺は大人じゃない。
本人が気付いてないから尚更。
「自傷行為も大概にしやがれこのバカ。」
最初に会った時、コイツが地下の拷問部屋に繋がれた子供だったからか過保護だという自覚はしている。考えてみろ、傷だらけの幼児から死んだ目で「殴らないんですか？」って震えた声で言われるんだぞ？これで過保護にならない奴が居たらソイツは人じゃねぇ。
塚「仲、良いんだね。」
「まぁ…コイツは弟みたいなもんだし。」
話して、そういてば名乗っていなかったなと思い直す。勿論教えるのは偽名だ。
「俺は
塚「だと思うって…」
「誕生日知らねぇし名前も本物かどうか解らねぇから。施設で適当につけられただけだし。」
これは本当。まぁ施設育ちというより自力で脱走したに近いがそれを言ったら何か終わりな気がする。リンもこの世界での実年齢は14だしな。有馬はエンデヴァーと中学時代の同級生だから確実に30は超えてるだろ？タタラは34とかそんくらいだったと思うが…実際どれくらいなんだ？俺は18って事にしてるけど実年齢は19だしなぁ。堀は26だって言ってた(見た目完全に中が…なんでもねぇ)。
緑「あの、鈴屋くんってジサツ志願者だったりしませんよね…？」
不意に緑のモジャモジャ頭が話しかけてきた。…あー、リンのジサツ止めたのコイツか。
「つー事はお前が緑谷？コレの入水止めた…。」
俺はリンを指差して言うと緑谷はこくこくと頷く。
「当たり。鈴屋の家の事情は…その顔だと知ってんな。ああ謝らなくていい。コイツにせめてクラスメートには話しとけって言ったの俺だし。」
勿論嘘。
「鈴屋は自分の事を化け物だと思ってる。…早い話、自分を人間だと認識してないんだ。」
塚「待て、それなら自分の事を一体何だと」
「個性。」
たった一言。だがその一言で、教室内は水を打ったように静かになった。
「俺達は、異常なんだよ。」
ここからは、本当の話。
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マツリ(プロフ) - 教えて下さり有難う御座います。 (2019年6月23日 13時) (
レス) id: e627b5fc29 (このIDを非表示/違反報告)
天草 - おそらく4が抜けている、もしくは非公開になっています。改善よろしくお願いします。m(__)m (2019年6月23日 9時) (レス) id: c94aad104c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マツリ | 作成日時：2019年5月25日 18時
