色が見えない君へ【黄】

過去のトラウマ ページ2

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事件が起きたのは小学生の頃だった＿＿＿。


『ゆうくん！！』


悠「お！A〜！！」

この子はゆうくん。
いわゆる腐れ縁というやつで幼稚園から
一緒なんだ。

『あのね、新しいの作ったの。聞いてくれない？』


悠「新しいの出来たんか！！聞く聞く！！」


『はいっ！』


イヤホンを片方貸す


＿＿＿＿＿＿＿＿♪


悠「ポップな曲調やな」


『珍しいでしょ〜？』


悠「でもこっちの方が似合うな」


『ふふっ、ありがと〜』


すると、


「あにきー！！サッカーしよー！！」


こっちに向かって走ってきたのは青色髪の少年。


いふくん、だっけ？


悠「ええで〜！Aはどうする？」


『私は大丈夫。見てるだけで楽しいもん』


悠「じゃあ俺だけ見ててな」


そう言って頬にキスを落とされた。


『っ〜////当たり前でしょっ！！』


悠「ははっwほんま可愛いなぁ」


『行ってらっしゃい。…待ってる』


悠「あぁ！俺のかっこええとこ見とけよー！」


『うんっ！！』




〘あにきーこっち！！〙


〘りうちゃん前！！〙


〘ないこたんパスー！！〙


ふふっ、楽しそう…


〘あっ！！ボールが！！〙


道路側に転がっていくボール。


悠「俺取ってくるで〜」


『…！！！』


ゆうくんに迫ってくる車。


『ゆうくん！！！！』


悠「え、」

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