花言葉 ページ7
『ただいま』
…あれ。私ぬいぐるみソファーに置いたっけ…?
気のせいかな、疲れてる…?
『聞いてよみんな〜…
今日はね雷の檻の中で殴られたんだぁ…』
『ほんとひどいよねっ』
ぬいぐるみのみんなに話しかける。
『ほとけくんはどー思う?』
「………」
無言なのは当たり前。優しく頭を撫でた。
『あ、今日七夕なんだ。流れ星流れるんだって
みんなで見に行こっか』
家の中にはロフトがあって、大きな窓から
月が見える。そこが私の部屋。
我儘言ってつくってもらったんだっけ…
『…とその前に花に水あげなきゃ。』
今日はどの子連れていこうかな…
『よし!ないくん!一緒にいこっか!』
それぞれぬいぐるみに名前がついてて
ヒヨコさんのぬいぐるみがりうらくん
大仏のぬいぐるみがほとけくん。
うさぎさんのぬいぐるみがしょーくん。
ピンクの犬さんがないこくん。
青の猫さんがいふくん。
ライオンさんがゆうすけくん。
6体とも私の家族みたいな存在だ。
『じゃ、いこっかないくん!』
☆*。××🌙o, :。☆.*・ 。🌙××☆*。
『何回見ても綺麗だなぁ…』
目の前に広がる薔薇の庭園
色とりどりの薔薇が咲いている
『♩__♫____』
『…あ、みてみてないくん!ピンクの薔薇だよ!
花言葉は"愛を持つ"とか"暖かな心"とか
色んなものがあるんだ〜』
その時____
「うわぁぁぁ!!!」
「捕まえろ!!!」
な、何…!?
遠くを見ると薔薇の庭園の中に
ガサガサと入ってくるケモ耳の少年が見えた。
どうやらこちらへ向かってくる。
「た、助けてください…っ」
1人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ひーいれりす - うわあああ!タイプです!更新来るの信じて待ってます! (2023年4月7日 22時) (レス) @page13 id: 166743b295 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:七星ルル | 作成日時:2022年9月7日 17時