魔法の学校 ページ4
『……、』
校門の前で立ち止まる。
(…行きたくないな、)
でも行かなきゃ、学ばなきゃ。
☆*。××🌙o, :。☆.*・ 。🌙××☆*。
ガラガラッ
教室の扉を開けて飛び込んでくるのは
落書きまみれの机。
〔無個性は学校来んな〕〔気持ち悪い〕
〔死ね〕〔ブス〕〔生きてる価値なし〕
(…無個性か、)
「おい!!」
後ろから声をかけられ振り返ると少年がいた。
(こいつは…確か…桐谷 望キリタニ ノゾム)
この教室での1番上の能力の持ち主…
能力は…確か、浮遊だったっけ、
ノート忘れちゃった…
望「殺れ」
その合図で黄色の檻が私を囲んだ
(なにこれ、)
バチッッッ!!!
『い"っ…』
望「お前の為に作った雷の檻だ」
これじゃ逃げることも…
それから殴られ蹴られ、
顔は原型を留めていなかった
(なんか、慣れちゃったなぁ…殴られるの)
望「これで7人の精霊天使に会う日も近づく…!」
精霊天使…?
望「あぁ。知らなくて当然か。」
その時_____
「なにやってんの?お前。」
聞き馴染みた声がして後ろを振り向くと
『おねーちゃん…』
この子は朝陽ちゃん。本当の姉ではないけれど。
朝「僕、Aちゃんに用があるんだけど。」
氷のような目つきで望を睨むおねーちゃん
望「チッ…今回はこの辺にしといてやる…」
望が諦めたのはきっと、
おねーちゃんのネクタイの色が緑だから。
この魔法学校はネクタイの色で
スクールカーストが決まる。
1番上は黒。学校で最も高い能力を持つ人。
次が緑。能力で疲れるレパートリーが増幅する人。
次が赤。道具無しで魔法が使える人。
1番下が青。能力を持ってない人。
つまり………
(私の事。)
朝「おいで」
黙ってついて行く。ただそれだけ。
☆*。××🌙o, :。☆.*・ 。🌙××☆*。
『…あの、』
朝「ん?どーしたの?」
『…ありがと、助けてくれて…』
小さな声で呟くと優しく笑ったおねーちゃん
朝「君は僕の妹だからね〜」
『…うん、』
朝「連れてきたよー」
その声と共に目線を上げると、
「待ってたよ〜」
ニコニコした男の子…?がいた。
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ひーいれりす - うわあああ!タイプです!更新来るの信じて待ってます! (2023年4月7日 22時) (レス) @page13 id: 166743b295 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:七星ルル | 作成日時:2022年9月7日 17時