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壱話 ページ3

『お母さんお母さん』


「はあい」


『今日のポストに入ってたんだけど』




ポストに入っていた怪しげな茶封筒をお母さんに渡す。

なんて読むのか全然分からないけど、とりあえず私は何かに推薦されたっぽい。


しんしんしゃ?しんしんしゃだと思うんだけども。


字的に神様の審判をするんだろうか。

???
自分で言っててよく分からない。


そんな中、母は1人でペリペリと封筒を開けていた。




「…審神者に?」




サニワって読むの…!?
どっからどう読むのそれ…!
驚きのサニワ。

サニワか
ハニワみたいだなあ。


まあそれはともかく。




『お母さん
結局私はどうなるんだろう』


「うーん…とりあえず今日は学校お休みすることになりそう」


『えっどうして』


「今日中に市役所に行かないと駄目なんだって。
そこに時の政府の人が居るらしいから、そこで説明を受けなきゃ駄目なんだって」


『え”っ!私テスト1週間前なのに』


「テストも仕事もとりあえず免除らしい」


『え〜なんかそれはそれで…
苦手なとこメッチャ頑張ったのに』


「まあ朝ごはん食べて、
学校と仕事場に連絡して、
それから行こうか」



今日の朝ごはんは
バタートースト、ベーコンエッグ、レタスとトマト、オニオンスープ。




『…うへぇ』




テスト免除は友達にも「えーっ」って言われそう…
あー嫌


そんな感じで朝ごはんはいつもよりゆっくりめに食べた。

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作者名:雪だるま太郎 | 作成日時:2018年7月19日 22時

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