今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:5,709 hit
小｜中｜大
56歩 ページ6
何時間遊んだだろう。
気がつけば服も髪もビショビショで、
時々吹く風が寒かった。
みんなを見ると、私と同じくビショビショだった。
「あー。楽しかった。」
ドンウさんがそう言って伸びをする。
「ですね。」
私が言うと、
ドンウさんはまるで犬のように
ブンブンと首を振って水滴を飛ばし、髪をかきあげた。
「目つぶって。」
ドンウさんの言う通りにすると、
ドンウさんは私の髪をワシャワシャする。
水滴を飛ばしてくれたんだ、と思ったら
おでこに柔らかい感触が。
「好きだよ。」
ドンウさんが小さく呟いたその言葉が、
私にははっきりと聞こえた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 23人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：シヌさん x他2人 | 作成日時：2017年4月15日 6時
