す ば る ページ9
そんな俺をじっと見つめた亮は
ちゃうやん
なんか話あるんやろ？
と、掠れた声で
熱があるんがわかる、潤んだひとみを
真っ直ぐに俺にぶつけてきた。
なんでそう思うん？
誤魔化した訳ちゃうけど、
ストレートに答えられんかったんは
やっぱり怖かったんやと思う。
戻ってきてくれたから
素直な言葉を紡ぐ亮に
嘘ついたらあかんと思った。
嫌われてもしゃあないことをした
責められてもしゃあないことをした
自覚して来たんやから。
亮
すまん
俺が大倉と会うな言うたんは
大倉がな……
意を決して話し始めた俺を
遮るかのように亮は
矛盾したことを言い始めた。
ええよ、すばくん
なんも言わんくて。
ちゃうから。
そんなん関係ないし。
意外な言葉に耳を疑う。
理由は言いたない
でも、こんなんなってもうたんは
すばくんやきみくんのせいちゃうよ。
やから、ほんまに謝るんはオレやねん。
そう言ってから、微笑んだ亮は
戻ってきてくれてありがとう。
寂しかったから嬉しい
とはにかんだ。
瞳の奥に悲しみが詰まっとるのを
わかっとるのに
それさえ とりのぞいてやれへんのか
横たわる亮に覆いかぶさるように
優しく抱きしめてやる。
亮の
奥歯を噛み締めた音
嗚咽を堪えたかのように震える身体。
亮、話せ
助けたりたいんや
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遠那(プロフ) - ぁぃ岡ちゃんさん» コメントありがとうございます。私の作品にコメントくださる方がいらっしゃるなんて！なんてありがたい。スーパー亀更新ですが、ぜひまた読みに来てやってください、そして感想をおきかせ下さい。ありがとうございます。 (2019年4月14日 22時) (
レス) id: 3420fe1b8c (このIDを非表示/違反報告)
ぁぃ岡ちゃん(プロフ) - 亮ちゃんがんばって！大倉可愛い亮ちゃん泣かせてんじゃねぇよ！っていうテンションで読んでる大倉担です！笑笑 更新これからも頑張ってください！ (2018年11月18日 17時) (レス) id: e2ed50c49b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遠那 | 作成日時：2018年8月8日 9時
