キミ ページ37
……
なんも返せへんでおったら
この子犬
あかん?
やっぱり…あかん?
熱のせいなのか
心の揺れなのか
いつものうるうる瞳をさらに潤ませて
きゅるるんて音でも着くんちゃうかって
思うような上目遣い。
こんなん反則やろ
キミくん
さらに不安そうにかけてくる声
亮、気持ちはわかった。
状況もだいたい把握した…と思う。
でも、ハイソウデスカってわけにはいかん。
コイツに確認したいこともある。
せやからちょっとおーくら、借りるわ
不安げに瞳を揺らしながら頷く亮。
ちょっと寝とき。
あとで章大とマル、来させるから。
ほなおーくら
1回、下、降りよか
少し緊張した面持ちの大倉が
ひとつ頷いたのを確認して
亮の頭をひとなでして
大倉と共に
す ば ると章大とマルの待つリビングへと
足を向けた。
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遠那(プロフ) - ぁぃ岡ちゃんさん» コメントありがとうございます。私の作品にコメントくださる方がいらっしゃるなんて!なんてありがたい。スーパー亀更新ですが、ぜひまた読みに来てやってください、そして感想をおきかせ下さい。ありがとうございます。 (2019年4月14日 22時) (レス) id: 3420fe1b8c (このIDを非表示/違反報告)
ぁぃ岡ちゃん(プロフ) - 亮ちゃんがんばって!大倉可愛い亮ちゃん泣かせてんじゃねぇよ!っていうテンションで読んでる大倉担です!笑笑 更新これからも頑張ってください! (2018年11月18日 17時) (レス) id: e2ed50c49b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:遠那 | 作成日時:2018年8月8日 9時