FLYHIGH

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シラフのオレの目の前に広がるこの光景を
なんて表現したらええんやろ。


す ば るくんも
キミくんも
ヒナさんもめっちゃ仲よぉなってるし

マルは酔ってるんやろな
最大はしゃいでるモードや。
それにずっとたあくん
あっはっは！って笑うてる。
マルのギャグ、あんなに受けるん？
章ちゃんは
そんなあっはっは笑うたあくんに
もたれるようにしながら
ずっと肩組んでる。


あれ？
なんかオレ、
チクッとしたで。


これさ
オレ、居らんでええやん？
こっそり帰っても
誰にもバレへんやろ？


トイレに行くふりしてリビングを出る。


なかでは、相変わらず
たあくんの笑い声が響いてる。
す ばくん、
ヒナぁっ！て呼んでるし。


そっと靴を履いた。
なんか
なんでか
ここにいたくないって思った。

正直言うたら
なんか
そこに入れへんかった自分が
寂しいって思った。。
飲んだら怒られるから
飲まへんかったから？


チクッ

章ちゃんがたあくんと肩組んでた姿を
思い出すと、なんかが刺さる。
これ、なに？
わかれへんよ。


ドアに
音を立てんでくれと祈りながら、
身体を外へ滑らせた。
何故かドアの外へ出たら
ため息が出た。
そして
そのため息を聞いたら
なんだか視界が滲んだ。

なんやろ、この気持ち
なんやろ、なんやろ

…

さ
び
し
い
？


言葉がぽつんと落ちて
目からも涙がぽつんと落ちた。

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