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待ち続けた安否。 ページ34

(時透side)


”Aが目覚めた。”

そう宇隨さんの鴉が僕に伝達をくれた。

煉獄さんは朝方亡くなったそうだ。
昨夜は上弦の参と激闘したらしい。

ひとまず蝶屋敷に向かおうと蝶屋敷に向かった。

-----------------------------
ガラガラ

時透「Aっ!!!起きたの?」

『無一郎くん。来てくれたの?』

そう僕に微笑する。いつもみたいな明るさは無い。
やっぱり煉獄さんの事で悔やんでるんだ。

でもおでことほっぺに大きな切り傷があった。
髪の毛もガタガタになって短くなっていた。

時透「、、、A、、。その髪の毛、、」

『ああ。私もさっき気づいたんだよ。鬼と戦う
のに必死で気づかなかったんだ。』

胡蝶「Aちゃん。カナヲに切り揃えて
貰いましょうか。」

『カナヲちゃん。切ってくれるの?ありがとう
できるだけ可愛く切ってね?』

カナヲ「Aちゃんは、、元から可愛いでしょ、、」

!?この胡蝶さんの継子。喋れたんだ。

胡蝶「びっくりするでしょう?Aちゃんとは
金貨を投げなくてもお喋りできるんです。」

時透「そうなんだ。」

カナヲ「切れたよ。鏡、見る?」

『わぁ、短くなったね。戦いやすくなったかも
昔みたいにマガレイトは結べないけどね。』

時透「そんな暗い顔してても煉獄さん、喜ばないよ」

『、、、。うん、そーなんだ、けどね、気持ちがまだ
整理できないんだ。』

涙の膜が張り、じわじわと今にも泣きそうだ。


時透「A。泣いていいよ。僕、君が泣いたの
見てないから。」

僕はAを自分の胸に隠し”泣いていいよ”
と言った。

『煉獄さんっ!!、、、この前さつまいもご飯
一緒に食べようって、、、言ったじゃない、』

『なんで、先に私なんかを守って死んじゃうの?』


わんわんと決壊が壊れたように泣く。

煉獄さんはいい人だった。熱い人だった。
Aとはよくご飯を食べに行ってたっけ。

どっちも食いしん坊だから。

それからしばらくして泣き止んだかな、と思い
覗くと寝ていた。

時透「あ、寝ちゃってる。」

きっと精神的にも肉体的にも疲れたんだろう。

宇隨「わりーな。時透。ありがとう。」

時透「ううん。大丈夫。Aおやすみ。」

再びベットに横たわらせて布団をかけ
涙を拭った。

またいつか君の笑顔が見られますように。

口いっぱいにもぐもぐする君が見られますように。

煉獄さんもきっとそれを願ってるよA。

複雑な気持ち→←白い天井


ラッキー鬼殺隊員

胡蝶しのぶ


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設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎   
作品ジャンル:ラブコメ
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風花(プロフ) - 朝はパンよりご飯派さん» そうなんですね、勉強不足ですみません。ご指摘いただきありがとうございます (2022年5月4日 17時) (レス) id: de4e4ca07b (このIDを非表示/違反報告)
朝はパンよりご飯派 - アレ?悪鬼滅殺の文字は、柱しか入れられないと思うんですけど。 (2022年5月4日 11時) (レス) @page1 id: 913863b25c (このIDを非表示/違反報告)
伊織 - 自分の性格に合っていて、読んでいて楽しかったです。更新楽しみにしてます!! (2021年10月26日 18時) (レス) id: 7aeb0d2eec (このIDを非表示/違反報告)
佐賀出身の海苔 - 十二話まで下弦の陸の陸が録になっていました。 (2021年10月6日 18時) (レス) @page12 id: 15b86e3eec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:風花 | 作成日時:2021年9月2日 22時

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