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◎ 43 ページ45

【S.K side】









それから店を出て車を走らせた。








数時間前は助席なんか自分から乗らなかったのに
ニコニコ笑って乗ってきた。








今は横で首をコクンコクンさせながら
寝たり起きたりしてる。







『眠いなら寝ていいよ』






っていうと






「いやだ、しげあきと話したい」





って言ってくる。


なんだよ、可愛い。






でもその顔は明らか眠たそうで。







『いつでも話せるよ、だから寝てろ』





そう言ってこいつの頭に手を添えると




「んふふ、じゃあ少しだけ」




って目を閉じた。









離れてから11年間。
再開してから1週間。








なんか長かったけどあっという間だったな







こんなすぐに距離が縮まるなんて
1週間前の俺に言っても信じてくれないだろう。









この前も隣で寝てたけどその時はただの幼馴染みで
手に届かない存在だったからさ。









俺、相当こいつに惚れてるな。









バカみたいにAに溺れてる。

◎ 44→←作者より



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作者名:ヒカリ | 作成日時:2017年6月14日 22時

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