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◎ 41 ページ43

「しげあき、何してんの」

『抱きしめてんだろ』






私も優しいしげあきの背中に
手を回した。






『A』

「…なに?」

『好き』

「え?」






咄嗟にしげあきから離れた。






「え、今、なんて……」

『もう言わない』






私のスマホをテーブルに置いて
自分の場所に戻ってスマホを開くしげあき。






「しげあき」

『なんだよ』

「ねえ」






そう言って、しげあきのスマホを奪った。






『俺の真似するな』

「こっちみてよ」

『……なんだ…






顔を上げるしげあきに私からキスをした。

こんな事した事ないから、心臓はもたない





「私の方が好きだから」

『随分、生意気だな?』

「ちがう……っん…」

『まだまだ子ども』








しげあきは唇を離すとふっと笑った。







『幸せだわ、俺』

「もう幼馴染みじゃないよ」

『恋人に昇格したな』

「さすが先生、語彙力」

『やめとけ』




おでこをコテンとつけて笑った。

作者より→←◎ 40



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作者名:ヒカリ | 作成日時:2017年6月14日 22時

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