勝負~俺のがん細胞くん~

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渡辺side







舘｢ あれ？しょうた？｣






はい宮舘涼太さんです。







舘｢ ちょっとしょうた、どうしてここにいるの？｣







うわぁまじ久しぶり〜！



きっと忙しいんだろうけど

最近全然病室来てくれないから、まじで会うの久々！



俺会いに来て〜とか言えない性格なんだから

その辺よろしく頼むよ？！



……ってそんなこと言いに来たんじゃなくて！








『 ねぇ涼太、フライパンある？』







前にも紹介したと思うけど、

この人はここで管理栄養士として働いている

宮舘涼太。




たまに病室に遊びに来てくれたり、

昔から何かとお世話になってるんだよね。







舘｢ フライパン？あるけど……何に使うの？｣

『 貸して！』








状況を説明すると、顔を歪ませる涼太。



涼太的には、

こんなこと言いたくないけど

ここにあるフライパンは毎日調理で使うものだから


マジックに使うのはちょっと衛生面が……らしい。







舘｢ お手伝いしたいのは山々なんだけどね…… ｣







やっぱり

毎日患者さんの健康面を考えているからこそ、

そういう所は徹底しないといけないよね。



ここにならフライパンあると思ったんだけどなぁ…

どうしようかな。







舘｢ …あ、でも。
壊れて使えなくなった物だったら、まだ捨てずに倉庫に残してるかもしれない。探してくるね？｣

『 え、あ、うん！頼んだ！』







もしかしたら、

フライパンあるかもしれないんだって！



少し希望が見えたぞ！

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