繋ぐ~心に傷を負ったこどもたち~【3】

＊ ページ37

宮舘side





渡｢ みんなおはよ〜 ｣

佐｢ おはようピーマンでありまーす！｣

岩｢ うるせーよ佐久間 ｣

深｢ 仕方ない、これが通常運転だからな ｣

『 平和だな…平和が1番 』






……今日も一日、平和に過ごせますように。



いつも通り、平和に終わるはずだった。






『 康二ー？目黒ー？入るよ 』





ｶﾞﾁｬ______





『 あ、やっぱり。2人で寝てる笑 』





二人で同じベットに入っちゃって…笑


ホント仲良いよな

俺も早く目黒に心を開いてもらって……え？






『 ……大変だ！！！｣

渡｢ うわ！！びびった…どうしたの？｣

『 目黒と康二が居ない！』

渡｢ は！？｣






目黒と康二がいない…？

いや、昨日の夜もちゃんと見回りをして…

ん、待てよ……？





『 ……俺、2人が寝ているのを確認していない。』

渡｢ え、どういうこと？ ｣

『 昨日の夜、喉が乾いたからって言って康二が降りてきたんだ。俺も一緒に飲んだんだけど、急に眠気が襲ってきて…… 』

渡｢ それって……まさか、まさかね、｣





……あ。





『 無い…… 』

渡｢ え？｣

『 鍵がない……昨日の夜までポケットに入っていたのに 』





昨日の夜まで家にいた目黒と康二。



昨日確認できなかったベットの上は、

今は洋服や枕でカモフラージュしてある。




そして、大事にポケットに入れていた鍵は無くなってしまっている。


渡｢ ……脱走？ ｣






……これはまずいことになった。






『 …しょうたは子供たちを部屋に戻して龍太くんに報告！子供たちが心配しないようにしっかり見てて！また電話する！ 』

渡｢ 了解！りょうたは？ ｣

『 俺は2人を探してくる！』

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