キムテレ ページ7
中学の頃、通学電車で初恋をした。
君がいつも乗っている席は端の席。
いつも重そうなギターを自分の横の席に置いている。
スカスカな車両。
なのに君はいつも私が電車に乗ると
重そうなギターを下ろしてまるで
「ここだよ」
と言うようにさわやかな笑顔で
ぽんぽんとその席を叩く。
いつしか私の特等席は君の隣。
私は一礼して席につき本を読み始める。
これが毎日の日課。
それも高校生にあがるので今日が最後。
スマホのメモ機能に
『これまでありがとうございました。
今日で中学を卒業するので今日が最後の日です。
初恋でした。』
これだけ残し言い逃げのように相手の返事を
待つ前に電車を降りた。
制服で学校と名札で名前だけ知ってる君。
いつ頃からあなたの隣に座るようになったかも
覚えてないけど毎朝花に水をあげるような
暖かい気持ちになっていたこと。
あなたの笑顔が大好きだったこと。
高校生に上がる前に区切りをつけた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 387人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
cow(プロフ) - まいまいさん» 私もそこが1番やばかったです（ ; ; ）パクハの努力が報われますように、、! (2023年4月27日 3時) (
レス) id: 78c2261663 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい(プロフ) - エンディングのパクハを見て号泣しました、。 (2023年4月22日 8時) (レス) @page15 id: 3e35c46259 (このIDを非表示/違反報告)
cow(プロフ) - 報告ありがとうございます(>_<) (2023年4月4日 14時) (レス) id: 78c2261663 (このIDを非表示/違反報告)
うな！ - フラグ立ってますよ！素敵な作品なので、更新楽しみにしています！ (2023年4月4日 13時) (レス) id: 4785f44992 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：cow | 作成日時：2023年4月4日 3時
