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『ハオは私がいなくてもちゃんと自分の
行きたい大学で楽しく過ごせる?』
しらばらくの沈黙が続く。
今日は卒業式。
帰り道をいつも通り2人で帰っている。
結局ハオは国内トップレベルの音大への進学が
決まった。私はそのまま内部進学。
「Aがいなくても大丈夫にするんだよ」
はっきり無理って言えばいいのに。
わかってるよ、これまでわがままなんて
言ったことないから言えないことも。
全部わかってるからこそ、そばにいてあげるべき
なのかな。でもこればっかりはしょうがないことだから。
「うそ」
「本当はAと離れるなんていやだよ。
うちの権力でも使って無理やり連れてこうと
かも考えたんだけど、」
『連れてってよ』
ハオは私の頬に両手を包み込むように添える。
まるで宝石を見つめているような目で
私を見つめる。
「Aが言ってた夢の方が
僕にとっても大事だから」
涙がこぼれ落ちる。きっと、私の方がハオが
いないと困る体になってるよ。
「家の事情を知って、いつも褒めてくれたり
愛してるって言ってくれてありがとう。」
本当に愛してるから。
愛してるって伝えてたんだよ。
「Aの作った化粧品で沢山の人を
笑顔にするんだよ。僕だけじゃなくて。
僕も最高の教師になって僕みたいな子を
Aがしてくれたみたいに笑顔にするよ。」
ハオの目が私を捉えて離さない。
彼の目には希望が見える。
きっと彼は最高の教師になる。
『愛してるよ、ハオ
誰よりも1番私が愛してるよ。』
「うん、僕も」
ハオがハンカチで私の涙を拭いてくれる。
「鼻もかんで？」
『ちょっとそれは恥ずい』
笑い声が響き渡る。
『毎日電話するから、』
『ハオが出るまでかけてやるから』
「僕からするよ」
愛おしそうに私を見つめて微笑んでいる。
「付き合おう」
少し緊張したように手を振るわせながら
余裕を装って告白してくれる。
きっとハオのことだからかっこつけたかった
んだろうな〜笑かわいいな!
『私に拒否権はある?』
毎日あなたを見るたびに胸が高鳴ってた。
きっとこれが恋なんだって。
教えてくれたのはハオだよ。
私にはあなただけなんだよ
「あるとおもう?」
意地悪そうに微笑むハオ。
やっぱかなわないや
『なくていいよ』
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cow(プロフ) - まいまいさん» 私もそこが1番やばかったです（ ; ; ）パクハの努力が報われますように、、! (2023年4月27日 3時) (
レス) id: 78c2261663 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい(プロフ) - エンディングのパクハを見て号泣しました、。 (2023年4月22日 8時) (レス) @page15 id: 3e35c46259 (このIDを非表示/違反報告)
cow(プロフ) - 報告ありがとうございます(>_<) (2023年4月4日 14時) (レス) id: 78c2261663 (このIDを非表示/違反報告)
うな！ - フラグ立ってますよ！素敵な作品なので、更新楽しみにしています！ (2023年4月4日 13時) (レス) id: 4785f44992 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cow | 作成日時：2023年4月4日 3時
