ジャンハオ ページ13
『いい子だよハオ〜偉いよ〜愛してるよ〜〜!』
一回も私以外の人に褒められたことないあなたに、
きっと本当の愛を知らないあなたに、
私は毎日こうやって言う。
そうしないと貴方が壊れちゃう
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
私の家は正直に言ってかなり裕福な方。
全然うちは厳しいとかはなくて
家族全員仲良しで伸び伸びと育ってきた。
だけど、お隣のおうちは違う。
隣の超豪邸に住む男の子の名前はジャンハオ。
初めての出会いは赤ちゃんの時。
いわゆる幼馴染ってやつ
腐れ縁？かな
私とハオは同じ名門大学附属の幼稚舎から一緒だから
割とお互いの悩みは知り尽くしている。
学校の帰り道。今私は花のラストjkだ。
『ハオ〜〜うけるまた赤点だわ』
私は単にバカなのが悩み。
「98点、」
これが彼の悩み。
彼の家は全部が完璧でないとダメ。
中途半端は許さない。
『え〜!すごいじゃんさすがうちのハオちゃん!
半分分けてくれや』
わざと大袈裟に毎回褒める。
そしたら少し嬉しそうな顔をする。たまーに
かわいいかな。たまーに!
でもまた思い詰めた表情になって問題用紙を
握りしめている。
「もう高三なのに」
きっとここよりもっといい大学に行くんだろうな。
私は内部進学しか考えてない愚か者ですけども。
私はハオを抱きしめて、手を伸ばして頭を撫でる。
これはいつもしてることでハオが私の肩に顔を
埋めてくるまでがセット。
『いつも言ってるじゃん!ハオはすごいんだよ。
98点って学年で1番高いよ!自信持って!』
家に帰っても両親がいない代わりにメイドさんが
いるような家。
褒められ慣れてないんだよね。
愛情が足りてないんだよね。
大丈夫だよ、私が全部あげるよ。
いつも「ん」としか返事しないハオ。
そして私が話終わると必ず
「僕のこと愛してる?」
こう聞いてくる。
『もちろんだよ』
「愛してる?」
『愛してるよ』
『大丈夫だよ、私がいるよ』
これをあと私がいつまでできるのか。
今年が最後かもしれない。
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cow(プロフ) - まいまいさん» 私もそこが1番やばかったです（ ; ; ）パクハの努力が報われますように、、! (2023年4月27日 3時) (
レス) id: 78c2261663 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい(プロフ) - エンディングのパクハを見て号泣しました、。 (2023年4月22日 8時) (レス) @page15 id: 3e35c46259 (このIDを非表示/違反報告)
cow(プロフ) - 報告ありがとうございます(>_<) (2023年4月4日 14時) (レス) id: 78c2261663 (このIDを非表示/違反報告)
うな！ - フラグ立ってますよ！素敵な作品なので、更新楽しみにしています！ (2023年4月4日 13時) (レス) id: 4785f44992 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cow | 作成日時：2023年4月4日 3時
