りゅたくん ページ21
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龍太side
A「ここで問題です！ででんっ！りゅたくんの好きな人はだれでしょう」
突然目の前に現れたかと思えば、
急に意味のわからない問題を出された。
龍太「ついに頭やられたん？」
もちろんちゅーは俺の返答に
｢りゅたくん失礼｣ と、口を尖らせる。
A「ま、りゅたくんはおばかさんやからわからないですよねっ」
龍太「このやろっ、」
言い返してきたちゅーのこめかみを
グリグリしてやれば、｢ギブギブっ｣ と、
その場にあったテーブルを叩いた。
龍太「で、正解はだれなん？」
A「それは･･･、ちゅーです！」
龍太「自分で言うかあほ」
頭を軽く叩けば、ぶーぶー文句を言われ、
しまいにはたまたま居合わせた丈に
｢パワハラや、パワハラ！｣ と、騒がれてしもうた。
A「りゅたくんは好きな子をいじめちゃうタイプですもんね〜」
と、今度は約ひと回りも年下に頭を撫でられ、
ツッコミを入れる気すらなくなった。
龍太「じゃあ、ちゅーの好きな人はだれなん？」
ま、ここは｢りゅたくん！｣ って答えて
両思いって流れやろうな。完全に。
そんな想像をしてちゅーの回答を楽しみに待つ。
A「決まってるやないですか」
せやな。この俺やんな。
だーーーーいすきなりゅたくんやんな。
A「流星です！」
龍太「･･･俺じゃないんかい！」
A「りゅたくんは11位ですね」
龍太「いや、喜んでええのかわからんわ！」
A「まあまあ落ち着いてくださいって」
結局 いつものようにちゅーに振り回された俺は
盛大なため息をついた。
--------ｷﾘﾄﾘ線--------
室龍太くん、お誕生日おめでとうございました！
まる。
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作者名：まる。 | 作成日時：2020年5月10日 23時
