笑った顔 ページ17
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大橋side
大橋「いひゃい、(痛い)」
どうもーっ！プリン食べすぎてお尻ぷりんぷりんっ、
なにわ男子リーダーの大橋和也です！
今の状況を簡単に説明するとね、
ちゅーが俺の膝の上に乗ってんねん。
めーっちゃかわいいでしょ？
でもね、ずっとほっぺたを引っぱったり潰されたり、
むにゅむにゅされてるんよ。
どー思う？
大橋「どーひたん？(どーしたん？)」
そう聞いてみたら、ほっぺたから手を離して
ぼふって、そのまま胸に倒れ込んできて、
胸に耳を当ててきた。
A「･･･全然ドキドキしてへんやん、」
大橋「ん？」
上手く聞き取れんくて、覗き込むように顔を見れば
｢見んといて、｣ と、顎を押されてしもた。
A「ななこさん、綺麗やったね」
大橋「ななこさん、？」
次に口を開いたかと思えば、
女性の名前が出てきたんやけど
心当たりのないその名前に
うーーーーん、と、唸る。
A「年下彼氏の、」
大橋「ああ！そのななこさんね！」
思い出せたことが嬉しくてにこにこすると
頭をぐりぐりと擦り寄せてきた。
大橋「今日のちゅーは甘えたさんやなぁ」
綺麗に染まった髪の毛を
手で梳かしながら声をかける。
A「はしくんのさ、」
大橋「うん？」
A「はしくんの笑顔はキラキラしすぎやから･･･あんまり見せちゃだめ、」
大橋「え！もしかして嫉妬！？」
A「ちょっ、」
嬉しくてつい大きな声を出してしまえば
勢いよくちゅーが顔を上げて、
ちゅーの頭が顎にクリーンヒットっ！
｢「いっっ、た、、！」｣
ちゅーは頭を、俺は顎を抑えながらハモれば
お互い目を合わせて大爆笑。
A「やっぱりはしくんの笑顔は素敵やからもっとたくさんの人に見てもらわんとね」
笑いすぎて目の端に浮かんだ涙を拭いながら
笑うちゅーが誰よりも素敵に見えた。
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作者名：まる。 | 作成日時：2020年5月10日 23時
