らしく行こうぜ。 (ページ1)

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EP1 ページ1

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黒side

今日もまた、騒がしい階段を他所に

どこか冷たい雰囲気を出す扉に手をかける

ジ「おはよう、北斗」

「……おはよ」

ジ「aha！今日はいい天気だよ。何する？数学？」

寝起きでテンションの低い俺にも変わらずマシンガントークを続けるジェシー

いつもと同じデスクの前の机に座り、
少しくたびれた鞄からノートを取り出す

　

" 保健室登校 "

世間一般で云うとそう称されるのだろう

教室に入るのが怖い、

病気で授業について行けない

そんな大層な理由があるわけではない。

ただ昔から定期的に痛む頭、

今年に入りどうしようもなく我慢できなくなり

白い扉を叩いた。

一度そちら側に入ってみると、思いの外居心地が良くて今では教室に向かうより、ジェシーの元へ足を運ぶことの方が多い

ジェシーはそんな俺に何も言ってこないし、聞きもしない

ただ行くと何気ない会話をし、温かいお茶を出してくれる

それがまた、あったかい。

暫く校庭からの盛り上がる声をBGMに自習を進めていると、新しい来客者が、

ガラガラ

「…じゅり、」

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