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聞くところによるとAちゃんの家は特別恵まれた家柄ではないらしく、母親と父親は姉の家でそのまま暮らし、Aちゃんだけ行く宛てが無くなってしまったという。
「お腹がその時鳴っちゃって、師範が」
『お腹が空いているならうちに来なさい!それに、足も怪我をしている』
目をカッ!と開いておでこを出しながら言った、もしかしたら師範の真似なのかもしれない、可愛い。
「って、私を担いで運んでくださって…」
手厚い手当とご飯を頂いてしまった手前、何かお礼をしたかったのだが、お金もなく、なんなら帰る場所もなく。
「師範にお礼をさせて欲しいって頼んだら、丁度継子を探していた!君のような鬼に立ち向かっていける人ならきっと腕もいいだろう!」
「なーんて、言われて一応継子になりましたが、腕は良くなく炎の呼吸の【ほ】の文字も出来てないんだよ…………」
それでも私を面倒みてくれてる師範には頭も上がらないよ。
そこまで話してAちゃんは紙芝居を閉じた。
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透水 - え…物凄く好きなのですが、もう更新はされないのでしょうか? (7月24日 19時) (レス) @page28 id: e8fae7b723 (このIDを非表示/違反報告)
葵 - 面白かったです!もぅ、頬が緩みすぎて大変でした!更新待ってます!頑張ってください! (2021年10月30日 11時) (レス) @page28 id: 6b19049b00 (このIDを非表示/違反報告)
みみ - すごく面白くて一気に読んでしまいました!お忙しいとは思いますが、続きがとっても気になるので更新待ってます!! (2021年6月22日 22時) (レス) id: ab54e64a65 (このIDを非表示/違反報告)
みっちゃん(プロフ) - とても面白いです!一気に読んでしまいました。これで完結なのでしょうか?今後の展開も気になるものです(*´・v・`) (2021年2月14日 2時) (レス) id: e5ea1593cf (このIDを非表示/違反報告)
柑橘蛍(プロフ) - 続きが楽しみです!更新頑張ってください! (2021年1月30日 17時) (レス) id: c6603d0c65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:玄米茶 | 作成日時:2020年10月29日 21時