【七つの大罪】遠い遠い昔のお話*2 【ゴウセル】

52話 ページ9

レオノーラside

レオノーラは驚いた。
そしてすべてを悟った。
自分がいったいなにをしたのか。

・・・Aを傷つけてしまった・・・

辺りを見回す
広く暗い土地には男の人が戦っていた
あんな大勢に対し1人で若干おされている
ところどころ傷が見える



Aは・・・いた！
数メートル先に倒れているのが見えた。

すぐその場に駆け寄って透明マントを取る
かろうじて息をしているが出血がひどい
でも何故だろうか、少しずつだが傷が塞がっている
でもそれじゃあ塞がれる前にAが死んでしまう・・・！

私の魔力を注ぎ込む
もちろん治癒の魔力を
私の魔力はたくさんある
Aのためなら全部使っても構わない



傷を塞ぐ事はできた
けれど、出血が多すぎるし、顔も青白い

必死に呼びかける
それしかできない無力な私が悔しい
涙が溢れる

Aの瞼に涙が落ちたとき、目を覚ました

レ「Aっ・・・！
　 あぁ、良かった！本当にごめんなさい・・・」

貴「レオ・・・ノーラ・・・？
　 良か・・・った
　 術・・が解けた・・・んだね・・・」

レ「うんっ」

目を覚ましたが顔は青白いまま
意識もはっきりせずボーッとしている

けれどすぐになにかを思い出したように
Aの目が大きく広がる。

貴「レオノー・・・ラ！
　 ゴウ・・・セルは・・・？」

レ「さっきの男の人・・・？
　



　 ・・・！」



・




・




・




＿＿＿＿＿＿＿＿そこには数人の聖騎士と血だらけで倒れているゴウセルがいた。

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ゴウセルからの一言！

ゴ『わはははは』

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