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「おやー？
どうしたのかなー？
こんにちは！
ぼく、ピコデビモンです！」
「「ピコデビモン？」」
「あれ？ひょっとしたらきみたち、
デビモンを退治してくれた…」
「うん…」
「ありがとう！
きみたちのおかげでこの世界に平和が戻った！
でもどうして泣いてたの？」
いきなり現れたピコデビモンに
璃久は警戒するも、ピコデビモンの質問にタケルはすんなり答えた…
「お兄ちゃんが帰って来ないの…」
「えぇ！？そりゃあ大変だ！
よし！ぼくが探しに言ってきてあげる！
お兄さんの名前は？」
「ヤマトって言うの」
「わかった！ちょっと待っててね！」
ピコデビモンはそう言って
湖の向こうまで行ってしまった。
“早く戻ってくるといいね！”と明るく話しているタケルたちに、璃久は何も言えず黙ってしまった。
「璃久、大丈夫？」
「うん、大丈夫…
ありがとう、ルナモン」
しばらくして帰って来たピコデビモンに
タケルは期待の込めた目でピコデビモンを見る。
「お待たせー！」
「お兄ちゃんは！？お兄ちゃんに会えた？」
「会えたけど…」
「どこにいたの？」
「伝言があるんだ、ヤマトから」
「なに？」
「ヤマトね、もうきみには会いたくないって
きみのこと、大大だーい嫌いだって、
もう兄弟でいたくないって」
「ウソ…」
だが、ピコデビモンから出た言葉に
すぐに涙を溜めた。
“あの弟思いのヤマトがタケルに対して
そんなことを言うだろうか…”
璃久は疑問に思いピコデビモンを見るも
ピコデビモンはさらに言葉を紡ぐ。
「あ、ヤマトこうも言ってたよ。
きみの泣き虫なところも大嫌いだって！」
「そんなこと、ヤマトさんが言うわけないよ！
ヤマトさんはタケルのこと大事にして…
「本当にそう思うのかい？」
…なにさ」
「ヤマトのことは
ヤマトにしかわかんないだろう？
もしかしたら本当はそう思ってたんじゃないのかな？」
「…う、うわぁああん！！」
ピコデビモンの追い打ちに
タケルはそこから逃げるように走る。
その時聞こえた“お兄ちゃんのことなんか大っ嫌いだー！！”と言う叫びに璃久はその場から動けなかった…
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†NANA†(プロフ) - ページ35で、「当たる人の」が「当たる人に」になっています。 (2021年2月10日 3時) (
レス) id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ10で、「進化さえすれば」が「進化させすれば」になっています。 (2021年2月10日 2時) (レス) id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ4で、「瑠美も」が「瑠美ろ」になっています。 (2021年2月10日 2時) (レス) id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
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