滾る太陽と高ぶる月【サーバ大陸編】

完全体進化！メタルグレイモン ページ32

空と瑠美、そしてピヨモンとコロナモンが連れ去られ
早速みんなは4人を助け出す計画を練るも
肝心の居場所がわからずいきなり詰まってしまう…


「居場所もわからないんだぞ？
ナノモンが行動を起こすのを待つしかないだろう？」


「その間に空と瑠美の身に何かあったらどうすんだよ？」


「ナノモンの目的はエテモンを倒すことだ。
だったらオレたちが先にエテモンを倒せば返してくれるんじゃないか？」


「さっき負けたばっかりなのに…」


タケルと璃久はデジモンたちとともに
傍らでその話を聞きながらデジモンたちに食べ物を渡す。


「璃久〜…元気ない？」


「ぇ…ううん！そんなことないよ！
さっ！どんどん食べて、いつでも戦えるようにしないとね！」


「「「うん」」」
「わかった。」


すると調べ物をしていた光子郎に呼び出され
みんなは洞窟の中へと入った。


「ナノモンは
どこかに逃げたフリをしてただけなんです！
実際にはほとんど移動してなかったんです！」


「それじゃあ！」


「まだあのピラミッドの中にいるのか？！」


「はい！
ピラミッドの地下、
もっと深い部分に隠し部屋が存在するんです。
間違いなく、ナノモンと空さん、瑠美さんたちはそこにいます！」


「エテモンの裏をかいたわけか…」


「空と瑠美がここに…
みんな！危険なのはわかってる。
でも、オレ、どうしてもこの手で
空と瑠美を助けたいんだ！
だから…」


「わかってるよ太一。」


「オレたちだって同じ気持ちさ！」


「空さんと瑠美さんは
ここにいるみんなの仲間なんだもん！」


「一緒に助けようよ！」


「みんなで協力すれば
きっと助けられるよ、太一さん！」


「みんな…！
うん！」


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ん……」


「！空！目が覚めたのね？！」


太一たちがナノモンの居場所を突き止めた時、
空と瑠美、そしてピヨモンとコロナモンはナノモンによって拘束されていた…


「！瑠美…！
っ！？これは…！？」


「……あそこにいる、ナノモンの仕業よ…
私たち、まんまと彼の術中に嵌ってしまったのよ…」


「その通りだ。
ああ、そこにいるピヨモンとコロナモンは
気絶しているだけだ。
こいつらには“エテモンを倒す”という仕事があるからな」

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