暗黒進化！スカルグレイモン ページ7
「もうどこまで歩くの〜…？」
「エテモンが追って来ない所まで」
「そんなとこあるのー！？」
紋章は手に入れたものの
辺りは砂漠であり日差しも強く
もうへとへとな状態だった…。
「あることを願うよ。
こんな所でエテモンに襲われちゃ
逃げ場所はないからな…」
最後尾にいる空は
みんなの沈んだ空気をなんとかしようと
何かしら思惑するも何も浮かばず
隣をしんどそうに歩く瑠美に小さな声で話しかけた。
「瑠美、大丈夫？」
「なんとかね…
空は？何か考え事でもしてたみたいだけど…」
「私も平気。
考え事も大したことじゃないわ」
「なら、いいんだけど…」
「なんだ、なんだ！
しっかりしろよみんな！
オレたちにだって紋章があるじゃないか！」
そんな空気を変える起点はやはり太一であるが
何やらいつもと違う雰囲気に瑠美と璃久は顔を合わせた。
「そうだけど、
紋章で本当に進化できるのか？」
「できるさ！
な！アグモン！」
「んー？」
「シャキッとしろよ！
シャキッと！
今んとこ、もう一段進化できるのは
おまえしかいないんだから！
おまえが先頭に立って、頑張ってくれなくっちゃ！」
「んー…」
「頼りにしてまっせ」
太一の言葉にアグモンはピンとこないのか
なかなか表情柔らげず
璃久はそっとアグモンの肩に手を置いて微笑んだ。
「大丈夫だよ。
きっと何か掴めるって。
気長に頑張ろう？」
「うん…」
「不安な時は不安だって言わないと。
そう言う勇気も必要だと思うな」
「そうかな…」
「そうだよ。
でも相談するなら太一さんじゃなくて僕たちにね。
今の太一さん…
何だか焦ってるみたいだからさ…」
「でも、ぼくにはよくわからないよ…」
「そっか…
でもアグモンは太一さんのこと嫌いじゃないもんね」
「うん、太一のこと大好きだよ」
「ならその思いを大切にしないとね。
きっと太一さんもわかってくれるはずだから…」
璃久はそう言うも
やはり太一の様子は変わらず
みんなが集めた食べ物を全てアグモンに食べさせていた…
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†NANA†(プロフ) - ページ35で、「当たる人の」が「当たる人に」になっています。 (2021年2月10日 3時) (
レス) id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ10で、「進化さえすれば」が「進化させすれば」になっています。 (2021年2月10日 2時) (レス) id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ4で、「瑠美も」が「瑠美ろ」になっています。 (2021年2月10日 2時) (レス) id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
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