特急列車 ページ18
汽車に乗り込み、私たちは席を確保した。これから魔法学校での生活はどうなるのか、ワクワクした。すると、コンパートメントの戸が開き、駅にいた赤毛の男の子がオズオズと入って来た。
ロン「そこ……空いてる？他はどこいっぱいなんだ」
私たちがうなづくと、男の子は私とハリーの向かいに腰かけた。男の子は自分はロン・ウィーズリーと言うことだけ言うと、黙り込んだ。
男の子はしばらくしてポロリと言葉を放った。
ロン「君たち、本当にハリー・ポッターとA・ポッターなの？」
私たちはうなづく。
ロン「ふーん、そう。僕、フレッドとジョージがまたふざけてるんだと思った。じゃ、君たち本当にあるの？あの……」
ロンは自分の額を指差す。
私とハリーは前髪をかき上げて稲妻の傷痕を見せた。
ロン「それじゃ、これが『例のあの人』の…！？」
ハリー「うん、でも僕もAも何にも覚えてないんだ」
ロン「何にも？」
ロンがハリーから目線を外し、私の目をジッと見る。
『そうだなぁ……緑色の光がいっぱいだったのは覚えてる。でもそれだけ』
ロン「うわぁ」
それからロンと色々な話をした。ロンの兄妹は全部で７人いて、妹は来年からホグワーツに入学するらしい。それに、母や父の期待に応えるのに必死らしい。
「車内販売よ。何かいかが？」
夢中で話していると、えくぼのおばさんがニコニコしながら戸を開けた。私とハリーは朝食をとっていないのを思い出した。甘いものを持ちきれないほど買い占めた。
蛙チョコレート、かぼちゃパイ、大鍋ケーキ、ドルーブルの風船ガム。見たことないお菓子もたくさんある。どれから食べようか。
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†NANA†(プロフ) - ページ18で、「どこもいっぱいなんだ」が「どこいっぱいなんだ」になっています。 (2022年4月5日 17時) (
レス) @page18 id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 話の続き書かないんですか？ (2021年8月12日 14時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - 質問していいですか？ (2021年1月5日 16時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
アイ(プロフ) - すごく面白いです！これからも頑張ってください！！ (2020年5月14日 3時) (レス) id: 2782a43946 (このIDを非表示/違反報告)
しぃ(プロフ) - 氷翠さん» ありがとうございます！頑張ります！！！ (2019年10月9日 23時) (レス) id: 965a72705d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おもち | 作成日時：2019年9月22日 23時
