太宰妹のお兄様日記 (ページ4)

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日記３ページ4

弱いですわ・・・。

　まあ、でも。

　『これくらいで許してあげますわ。』

中也「お前強すぎねえか・・・・？」

　あら、まだ話す気力があるのね。

太宰「というか、どうして此処が？」

　『知りたいですか？』

太宰「・・・遠慮しとくよ。」

　乙女の魔法なのに、聞かなくて良いなんて。

　でも、クールなお兄様もお美しいですわ！

中也「そういえば此奴とどういう関係なんだ？」

　『兄妹ですのよ、１号。

　血を分かち合いっている、この世界で唯一無二な兄ですの。

　この世界で一番お兄様に近いのは私。

　わかる？他の人間に付け入る隙なんて皆無なんですの。』

　だから、私は自分の体が大好きですわ。

　流れる血も、この髪色も、細胞も。

　・・・・唯一、目だけは大嫌いだけど。

　ま、まあ兎も角この体は神聖なものなの。

　『ここに来たのも、お兄様の髪を一本もらっておこうと思って♡』

太宰「ど、どうしてだい？」

　『お兄様という名前の人形を作りたくて。』

中也「こわい・・・此奴めっちゃ怖いんだけど！！」

太宰「中也！逃げるよ！」

中也「おう！」

　うふふ、鬼ごっこですの？

　突然始めるなんてお兄様ったらお茶目さんですわ。

　この様子だと私が鬼ね。

　よーし！張り切っちゃいますわ！！

　【次回、地獄の鬼ごっこ。中也死す←】