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ガサッと歩く度に花束が音を鳴らす 。
夜道の街灯すらない自然光のみという彩度のなさと
視界に移る鮮やかな花の色の
コントラストが激しい
辰哉がいる家へ急ぎ足で歩いていくと
マンションの下に見慣れた人が立っていた
深「 Aー」
『 辰哉 、下りてきたの？ 』
深「 遅かったから心配だったのよ 」
『 そう 。ありがとう 』
立派なの貰ったねぇ〜と私の手から花束と
大きいほうの鞄を持ってくれる 。
いつもより辰哉からのお酒の匂いが薄くて
2人で居る時には遠く感じた夜の匂いが近く感じる
あ 、そっか 。
私もうこの時間に仕事から帰ること無いのか
今やっと重いほどに自覚したような気がする
玄関を開けるとハンドバッグひとつの私を先に入れて
荷物を多く持っている辰哉が足でドアを止めていてくれた
こういうとこほんと好きなんだよね
『 … あれ？ 』
深「 んー？ 」
『辰哉携帯は？』
深「 もういらないし」
『え？』
リビングに入れば目に入る携帯は
いつも2台横並びなはずなのに今日は1台しかない
後ろを振り向いて鍵を閉めていた辰哉に問いかければ
特にリアクションをせずリビングに入ってきて
花束と鞄をソファに置く
なんならどこを見ても置かれていないし
いつも商売道具だと笑っていたジャケットも
グシャッとしたままでボストンバッグの上に
放置されている
深「 辞めた。 」
『 は？ 』
深「 彼女だけに言うの不公平っしょ？ 」
『 いや 、そうだけど 』
深「 働くとこは決まってんのよ 。」
『 早くない？ 』
バラッと乱れた名刺を適当に片付ける辰哉を見ると
「 あ 、本当に辞めたんだ 」と大した感情も湧かずに
見ていられた 。
さすがに驚いたけど
私も辰哉の性格が移ってきているのか
なんとかなる精神が宿り始めた気がする
深「 ねぇAちゃんー？ 」
『 何その呼び方 』
深「 いいからいいから笑 」
『 はい？ 』
深「 一緒に働かね？ 」
『 一緒？ 』
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Svvan(プロフ) - hs.さん» ただいまです〜〜っ、書き溜めていた下書きとかも続々公開していきます！ (8月2日 1時) (
レス) id: 7a04bee1c0 (このIDを非表示/違反報告)
hs.(プロフ) - svvanさんお帰りなさいませ！の小説とても大好きなのでまた読めるのが嬉しいです！ (8月1日 23時) (レス) @page39 id: 37efc71d63 (このIDを非表示/違反報告)
svvan(プロフ) - みさん» お問い合わせありがとうございます。現在更新作品のみの公開となっており 、パスワードはお伝えしていません泣 申し訳ありません、。 (5月22日 15時) (レス) id: f89841d413 (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - 落下流水読みたいのですがパスワード教えていただくことはできますか？？ (5月22日 15時) (レス) id: f60f728e49 (このIDを非表示/違反報告)
Svvan(プロフ) - hs.さん» hs様ありがとうございます泣 初作品でもあり、思い入れのある作品なのでそう言って下さり本当に嬉しいです。Another storyの方もよろしくお願い致します!! (2021年9月15日 21時) (レス) id: ceeaea875a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Svvan
x他1人 | 作成日時：2021年4月10日 5時
