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深「 ただいまー 」
『 おかえり 』
深「 あんがと 。あ 、爪見してー 」
『 ん。 』
ちょっとだけ首から耳にかけてほんのり紅く染った顔で
帰ってきて荷物を置いて私の近くへ寄ってきた
もう電気をつけていない事は
辰哉も慣れてしまったのか
ソファのちょうど空の明かりが差し込む場所に座る
辰哉の細い指が私の手をゆっくりと引くから
ラグの上にペタンと座って手を出す
白っぽい色に金色のラメが星屑のように散った爪を
じっくりと見て口元が弦を描いている
気に入ったのかな
深「 ねぇーA 」
『ん？なに？』
深「 返事 、そろそろ聞きたいんだけど 」
『 … 』
深「 俺 、変わんないよ？ 」
『 …うん 』
心の中を読んだみたいに
変わらない
そう口にしてくれた
関係性が変われば
続かない
関係性が変われば
人格が変わられるのが怖い
そう思って躊躇していたところがあるから
それが無いとなると
返事は想像よりずっと容易く出た
『 いいよ 』
深「 え？ 、」
『 付き合うの 、いいよ 。 』
深「 まじ？え 、本気で？ 」
『 自分で言ったんでしょ 』
やべぇ〜 … 語尾が消えていくような言い方で
ソファの背もたれにドサッと体の力を抜いたのか
もたれかかったのを見て
少し笑ってしまう
体を起こすと辰哉はソファから降りて
向かい合った私の背中に腕が回ってきた
深「 我慢強いAも好きだけど 、」
『 うん 』
深「 もっと俺には頼ってくれてもいいと思いますよ？ 」
『 … ありがと 』
今日飲んでいたのは日本酒が多かったのか
上立香のような香りが彼から香ってくる
首元からは辰哉の香水
時間が経ってラストノートへと変化した
濃厚な甘い香り
近頃嗅ぐことが増えた私の安心材料
深「 何となく幸せになろっか 俺たち」
『 うん 』
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Svvan(プロフ) - hs.さん» ただいまです〜〜っ、書き溜めていた下書きとかも続々公開していきます！ (8月2日 1時) (
レス) id: 7a04bee1c0 (このIDを非表示/違反報告)
hs.(プロフ) - svvanさんお帰りなさいませ！の小説とても大好きなのでまた読めるのが嬉しいです！ (8月1日 23時) (レス) @page39 id: 37efc71d63 (このIDを非表示/違反報告)
svvan(プロフ) - みさん» お問い合わせありがとうございます。現在更新作品のみの公開となっており 、パスワードはお伝えしていません泣 申し訳ありません、。 (5月22日 15時) (レス) id: f89841d413 (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - 落下流水読みたいのですがパスワード教えていただくことはできますか？？ (5月22日 15時) (レス) id: f60f728e49 (このIDを非表示/違反報告)
Svvan(プロフ) - hs.さん» hs様ありがとうございます泣 初作品でもあり、思い入れのある作品なのでそう言って下さり本当に嬉しいです。Another storyの方もよろしくお願い致します!! (2021年9月15日 21時) (レス) id: ceeaea875a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Svvan
x他1人 | 作成日時：2021年4月10日 5時
