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Fukazawa side
岩「 転けんなよ？ 」
深「 だぁいじょぶ 、」
呼んでくれたタクシーに乗り込んで
みんなの心配を他所に笑いながら手を振り店を後にする 。
「 お客さん 、どちらまで？ 」
深「 えーと 、 … 恵比寿…」
言い慣れた住所は回らない頭でも流れるように出てくる 。
俺の酔い具合からかドライバーも全然話しかけては来ない
眠る事を知らない街の明かりが名残もなく横切っていくのを眺めて 、早く早くと気持ちが先走る 。
*
「 お客さん着きましたよ 」
安全運転で目的地に送り届けてくれたドライバーに軽くお礼を言って 、お金を渡す 。
数回おつりの小銭を落としてしまったけど
多分呼び止められないと気づかなかったし
そんなこと構っていられないと思った
下に止まったエレベーターのボタンを押して
扉が開く時少し肩が当たりガコンッと音がする
アルコールのせいか素面より痛みが弱い
5階を押して 、ほんの少しの時間を待つ
早く 、早く
Aの住む階に行き 、インターフォンを鳴らす
応答がないことに「 帰ってないんだな 」回らない頭でもそう理解して
扉に体を預けてズルズルと座り込む 。
寒いとか寂しいとかそんなの考えてらんなくて 、
早く会いたい 。
『 … え？ 』
30分ほど経った頃
聞きたくて堪らなかった声が頭上から降ってくる
深「 ん 、A 、」
『 辰哉どうしたの 』
やっと会えた
顔を上げると少しだけ痩せたAが
驚きながら俺を見る
酒のせい 、本能の言うままにここへ来て
立ち上がれば考える余地もなしに
Aにもたれかかる
どことなく薔薇とムスクの香りが残ってる
店用の濃いメイクも崩れてはいるのに綺麗で
会いたかった 、本当に
深「 あいたかった … 、」
『 … とりあえず中入って 』
深「 ん、いい、？」
『 勿論 』
ガチャガチャと音が鳴る 。多分原因が自分なことも分かってはいるけど離れられそうもない
そのまま家に入れてもらえばソファじゃなくベッドに寝かされる 。
目に映るそのままにされた洗濯物や洗っていない洗い物に飾らない 、作っていないAが垣間見えて
深「 、A 、こっち来て 」
『 何 、どしたの？ 』
深「 んは、かぁいい …」
全部かあいくてたまんない 。
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Svvan(プロフ) - hs.さん» ただいまです〜〜っ、書き溜めていた下書きとかも続々公開していきます！ (8月2日 1時) (
レス) id: 7a04bee1c0 (このIDを非表示/違反報告)
hs.(プロフ) - svvanさんお帰りなさいませ！の小説とても大好きなのでまた読めるのが嬉しいです！ (8月1日 23時) (レス) @page39 id: 37efc71d63 (このIDを非表示/違反報告)
svvan(プロフ) - みさん» お問い合わせありがとうございます。現在更新作品のみの公開となっており 、パスワードはお伝えしていません泣 申し訳ありません、。 (5月22日 15時) (レス) id: f89841d413 (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - 落下流水読みたいのですがパスワード教えていただくことはできますか？？ (5月22日 15時) (レス) id: f60f728e49 (このIDを非表示/違反報告)
Svvan(プロフ) - hs.さん» hs様ありがとうございます泣 初作品でもあり、思い入れのある作品なのでそう言って下さり本当に嬉しいです。Another storyの方もよろしくお願い致します!! (2021年9月15日 21時) (レス) id: ceeaea875a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Svvan
x他1人 | 作成日時：2021年4月10日 5時
