第二十八話 サラシティ・シーザー ページ29
「あーあ!暇だなー!」
と、隣にいたランがそう言った。
「ここのところ、面白い事なくて退屈だわ」
「そう、」
「いやいや、一緒に考えてよ!」
「え?」
「え??」
適当に相槌を打つと、そう言われた
「…楽しいことか…ランが好きそうな遊びは全部やっちゃったし…
ゲームもやっちゃったし……」
バサッ!
突然、私の顔にチラシが張り付いた。
「うわっ!?…なにこれ?」
「なになに?」
私とランは、そのチラシを見た。
『我が世界、最高にファンタジー計画:メンバー募集中!私達は共に散らばった世界を繋ぐ仲間を探しています!!』
私達は暫くそれを見ていた。
すると、チラシから魔方陣が現れて、こう言った。
「問おう。汝、この企画に参加したい者か?」
「うわっ!」
びっくりした。
だっていきなり、チラシから声が聞こえるんだもん。
「へー、面白そうだな!
この魔方陣で遠隔会話してんのね。
そんで…これ、参加するって言ったら転移するやつじゃん!」
「ラン…こういう時だけは働くよね…」
「うむ、其奴が言ってることは間違ってはおらん。
しかし、よくこの一瞬でわかったな。」
するとランは、腕を組んでうーんと唸っていた。
「なんとなくかな!
そんなことはどうでもいいんだ!
その企画、参加したら楽しいの?」
少し、間があった。
「それはお主ら次第じゃ。」
「いいね、そういうの!サラ、どう思う?」
ちなみに、私の名前はサラシティだけど、愛称でサラと呼んでもらっている。
「考えるまでもない。
参加します。」
「よし、わかった。では、足元に注意するんだよ」
すると、チラシの中へと吸い込まれた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「きゃっ!」
「いたっ!」
転移した後、私は着地に失敗し、誰かを下敷きにしていた。
下を見ると、白のポニーテールの女の人を下敷きにしてしまっていた。
ちなみに、ランは見事着地に成功していた。
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夕暮れの紅猫(プロフ) - 浅葱_なずさん» 一応、続きがありますよ! (2017年9月5日 1時) (レス) id: bc75671915 (このIDを非表示/違反報告)
浅葱_なず(プロフ) - 凍結でつか(*゚▽゚) (2017年9月4日 22時) (レス) id: 638a6231c6 (このIDを非表示/違反報告)
夕暮れの紅猫(プロフ) - 欺瞞と悪戯の神・ロキさん» ありがとう! (2017年7月22日 17時) (レス) id: bc75671915 (このIDを非表示/違反報告)
欺瞞と悪戯の神・ロキ - 遅くなりました!直したよ! (2017年7月22日 16時) (レス) id: 55b7b486eb (このIDを非表示/違反報告)
欺瞞と悪戯の神・ロキ - 夕暮れの紅猫さん» わかった!何とかしてそれにする!僕の事はためでいいよ! (2017年7月21日 22時) (レス) id: 55b7b486eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ステラどるちぇ x他14人 | 作者ホームページ:
作成日時:2017年5月28日 20時