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第二十七話 ベルゼブブ・カイリ ページ28

「いよ……ね?」


『今、聞こえなかったか?』


鳥肌が立った。


心臓がドクンっと音を立てた。


「あ、う、うん、聞こえたよ。“ロキ”の声だよね・・・?」


その名前に殺気が沸いた。


私を翼の国から追放した原因の元。


流石のリアも私の殺気にふざける余裕など無くなっていた。


『アスタロト』


「はい、準備はしてあります」


リアにあの銀色のリングを渡し、私は声のした方へ歩いていく。


嗚呼、イラつく。


もうイラつくを通り越して波も感じなくなっているような気もする。


見えてきた。


あの憎い後姿が。


「…何だか懐かしいな〜あの頃。楽しかった」


そう彼奴が云ったのと同時に私は右手を突き出す。


『それじゃあ、私とアスタロトを追放した時も、楽しかったのか・・・?』


突き出した右手に私はこれまでにない殺気を込めてみた。

第二十八話 サラシティ・シーザー→←第二十六話 ロキ



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作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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夕暮れの紅猫(プロフ) - 浅葱_なずさん» 一応、続きがありますよ! (2017年9月5日 1時) (レス) id: bc75671915 (このIDを非表示/違反報告)
浅葱_なず(プロフ) - 凍結でつか(*゚▽゚) (2017年9月4日 22時) (レス) id: 638a6231c6 (このIDを非表示/違反報告)
夕暮れの紅猫(プロフ) - 欺瞞と悪戯の神・ロキさん» ありがとう! (2017年7月22日 17時) (レス) id: bc75671915 (このIDを非表示/違反報告)
欺瞞と悪戯の神・ロキ - 遅くなりました!直したよ! (2017年7月22日 16時) (レス) id: 55b7b486eb (このIDを非表示/違反報告)
欺瞞と悪戯の神・ロキ - 夕暮れの紅猫さん» わかった!何とかしてそれにする!僕の事はためでいいよ! (2017年7月21日 22時) (レス) id: 55b7b486eb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ステラどるちぇ x他14人 | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年5月28日 20時

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