【小説】我が世界、最高にファンタジー！！

第十話 フェリヴァ・ギャラクネス ページ11

結局こっちに来てから、特に説明だとかはありませんでした。企画とか言ってたしてっきりあるものだと…………




いやなんですかこの状況。





さっきの黒髪の少女…………そういや名前も聞いてないですね。ともかく彼女はたまに来る参加者を迎えるとあとは寝てますし、これからどうしましょうか。




別に不安とかじゃないですが、なんとなく落ち着けなくて暇なんですよねー。


そんなこんなで部屋の端をうろちょろしていると、橙の髪の少女と緑のマントの少女が捜索だなんだと言って私の前を通りすぎていく。

どちらも魔の国の者みたいですね、緑のマントの子は私より年上で、かなりの実力者みたいですが。



にしても探索ですか。面白そうですねー。




まさかここがエルの手掛かりを隠してるとは思ってませんが、行ってみる価値はありそうです。







よし、思い立ったら即行動！エルの座右の銘。それを胸に、私は彼女達が行ったほうの反対側の、大きな部屋がいくつかある廊下に向かった。

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