２７０ ページ18
渚side
月島｢赤葦さん！！！｣
赤葦｢あはは、ごめんごめん｣
木兎｢ツッキーって、受け？攻め？｣
黒尾｢え、受けだろ｣
赤葦｢じゃあ俺攻めで｣
『もうええて』
さっきまでの重い空気が嘘のように軽くなる
いや、それ以上に
この人たちの会話を聞いているだけで笑いがこみ上げてくる
でも、どこかにもうこの話はするなとでも言うような、鋭い空気が微かに流れている
『で、よう終わったんなら帰ってよ』
木兎｢なっ！そんな言い方ねーだろ！A！｣
『用もないのに人様の家に長居するのは社会的に失礼だと思うんだけど？』
木兎｢｣←正論すぎてなんもいえねー
黒尾｢どーせ暇だろ｣
『暇じゃねーし』
ばっと起き上がり、片足を立ててヤンキーっぽく座るAさん
『橘落とし計画立てなきゃ』ペロッ
｢｢っ…!!!｣｣(ｿﾞｸｯ
小悪魔のようにペロっと舌を出して不気味に微笑む
背筋がゾクリとして
息を呑む
殺｢仕返し…暴力などは控えてください、もしそうなら先生はあなたを止めなければならない｣
『暴力なんて甘っちょろいことするわけないじゃん。やられたことをそのままやり返す、ただそれだけ』
顎に手を当てて、何か考えている様子のAさん
その様子はとても楽しそうで、とても怖かった
磯貝｢そのままやり返すって…｣
寺坂｢殴り合いかよ｣
『は？私がやったら死んじゃうに決まってんじゃんww』
軽く言ってるけどほんとに死にそうだから怖い…汗
『人気者がいじめられたらどうなるでしょう？』
｢｢…？？｣｣
『正解は………
最高に面白い
渚｢…っ｣(ﾋﾞｸｯ
こんなにも体が震えたことがあっただろうか
ガタガタと体がうるさい
動かしているつもりのない歯がガチガチと音を立てる
だって
だって
『ふふっ』
あのAさんが…
歯を見せて笑っている
いや
恍惚
この言葉の方がぴったりな気がする
何かを想像しているのか
うっとりしている
僕らはそんなAさんの表情を見て
背筋が凍りついた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 830人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆいぽー - あ、六兆年と一夜物語の歌詞 (2017年8月4日 0時) (
レス) id: 3d8e797fe5 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - 最近見て読み始めたんですけど、とても面白いです！特に、みんなの部分もふくめて気持ちなどがよく伝わってきます。これからも頑張ってください。応援しています！ (2017年7月30日 21時) (レス) id: 42bf7e3626 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロアカ(プロフ) - 忙しいのに更新ありがとうございます！ムリにとはいいませんが頑張ってください！ (2017年7月29日 14時) (レス) id: e2f8a24c0c (このIDを非表示/違反報告)
りんご - とても面白いです！更新楽しみにしています。頑張って下さい！ (2017年7月29日 13時) (レス) id: e35537b7ab (このIDを非表示/違反報告)
真莉(プロフ) - 凄いです！面白いです！これからも頑張って下さい！応援してます！！ (2017年7月28日 17時) (レス) id: a5d1635627 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：オッドアイ x他1人 | 作成日時：2017年3月29日 1時
