孤独な天才5

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『きーつーいー、さーむーいー』

「お気持ちはわかりますが我慢なさってくださいませ」

今日わざわざロシアに来たのは

年に一度のオークションに参加するため

・・・に、ドレスに着替えさせてもらってる

大きいオークションだからドレスってなんなの

ジャージでやれよジャージ

『なんでこんな露出多いの？いい加減捕まるよ？変質者で』

背中はがら空きで、足の横のラインも切れ目がある

レッドカーペットでも歩くの？

あ、バイオハザードゥならでてもいいよ

ファイナル

「A様はとても魅力があるお方です、それに見合うドレスが数少ないのでございます」

『うまいこというねぇ』

あんたのほうが可愛いと思うけど






ガチャ







月島「A、そろそろ」

『帰りたい』

月島「まだ玄関にも行ってないよ」

黒のスーツを着て、メガネをはずした月島が迎えに来た

お前いけめんか

月島「オークションで売られないようにしなよ」

『誰が』

月島「君が」

『んなあほな』

売られるなら１００億だ

１００億で譲ってやる

木兎「Aー！俺のワックスしらｎ・・・ぎゃああ！！Aの変態！！」

『何がだよ』

両手で顔を覆い、指の隙間から覗き込む木兎が登場

髪型はまだセットしていないらしい

『いいじゃんそのままで』

木兎「やーだ！！かっこよくない！！」

『じゃあ知らない』

今から準備してたら怒られるよ

『ねぇねぇ、髪型ベルみたいにして』

「かしこまりました」

月島「今からいくって言ってるでしょ」

私が怒られた

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