孤独な天才5

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赤葦side

『……』

夜久「随分と苛立ってんな…」(ボソッ

黒尾「貧乏揺すりが地震並みだな」

もういじめもなるだろうと思っていた俺達だったが

その考えは甘かったな

木兎「A母ちゃんの事言われてんのか？そんなにイライラするもん？」

相変わらず話聞いてないな…木兎さんは…

赤葦「それもありますけど、俺たちの事言われて腹たってるんですよ」

いつもなら「めんどくさい」とか言って流すA

爪をカリカリと噛んで

足を貧乏揺すりしている

夜久「飯にも人形にも食いつかねーから心配だ…」

「「うーん」」

Aはああみえて人情が厚い

まぁ人によるけど

自分の大事なものや、好きなものをバカにされるとキレる

赤葦「どうするんですか」

日向「俺！！話しかけてきます！！」

夜久「やめろ！！殺されるぞ！！」

月島「いい歳した大人達が中学生にビビってるwww」

黒尾「と、とりあえず、あのままじゃまずい…」

さっき散らばったガラスの破片がAの心中を表している

あんな大声出すなんて初めてじゃない？

日向「え…えと…A…？」

『…何』(ギロッ

日向「ひっ…！」

駄目だ

まだ怒っている

しばらく収まりそうにないな…

赤葦「今は何をしても無駄だと思いますよ」

黒尾「……」

俺たちは孤爪にAを任せて

緊急会議を開くことにした

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